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梅田をチャレンジャーが集まる街に。
「OSAKA FOOD LAB」いよいよ始動!

Feature / MovementDec. 6, 2018

photographs by Jun Kozai

「食」で起業を目指すスタートアップを支援する日本初のフードビジネスインキュベーターが、大阪・梅田に誕生しました。


「やってみなはれ」の街が
チャレンジ精神に火をつける

失敗することを恐れるか? 挑戦しなかった自分を後悔することを恐れるか?
2011年の東日本大震災後、NYブルックリンを訪れて、9.11から立ち直った人たちの強さを実感したのが、このマインドの違い。スモールフードビジネスの実験場として注目を集め始めていたフード屋台マーケット「スモーガスバーグ」は、新しいアイデアを試そうとするチャレンジャーたちの活気に溢れ、今ではそこを目指して世界中から人がやってくる観光名所になっている。

そのスモーガスバーグを昨秋、大阪に持ち込んだ阪急電鉄と阪急阪神不動産が、この夏、「食」で起業したい人たちを支援するフードインキュベーション*(新規事業の創出支援)施設「OSAKA FOOD LAB」を中津の高架下に開設。第1期のチャレンジャー2組が入居し、開業や新規事業開拓に向けての取り組みがスタートした。



梅田駅と中津駅の間の阪急電鉄高架下、約700平米の敷地をフードインキュベーション施設とイベントスペースに活用。

「海外にはフードインキュベーターが複数存在し、そこに集まったチャレンジャーたちから新たなアイデアや商品が生まれ、海外進出にまで繋がる仕組みがあるのに対し、世界的に食で注目される日本には“食ビジネス”に特化したインキュベーションサービスがこれまでなかったことは、むしろ驚きです」と話すのは、企画運営を担う「オフィスmusubi」の鈴木裕子さん。



「OSAKA FOOD LAB」の企画運営を担う「オフィスmusubi」の鈴木裕子さん。昨年秋の「スモーガスバーグ大阪」も彼女が仕掛け人。

一方、梅田エリアの活性化のため、既にIT関連のスタートアップ支援に関わっていた阪急阪神不動産 都市マネジメント事業部の大谷文人さんは、こう語る。
「今のままでは人が街に出掛ける理由はどんどん減っていきます。買いものはECで済ませられる時代。スタートアップ支援によって、起業を目指す人たちと彼らを支援したい人たちが街に関わることになる。様々な人が関わることで常に情報発信を伴いながら新しいものが生まれ、街が活性化し、最終的に街の価値が上がっていく」



阪急阪神不動産で梅田エリアのまちづくりに取り組む大谷文人さん。鈴木さんと二人三脚で街の新しい価値づくりに挑む。

そのために最も大切なのは「独自性」だ。世の流行りにのるのではなく、「ここでしかできないこと」にチャレンジしてほしい。勇気のいる挑戦を「やってみなはれ」とドンと背中を押すために用意している支援は、
① まだ店をもたないチャレンジャーがメニューの試作をできるキッチン設備の提供
② 飲食業界で活躍するアドバイザーによる育成プログラムの提供
③ スペース内で開催される人気フードマーケットへの優先出店権利
④ NYのスモーガスバーグとの提携や海外食関係者とのコラボイベント等を企画し、海外に視野を向けるきっかけを提供
と手厚い。育成には「人、モノ、金」が揃うことが重要という視点から、これぞと思うチャレンジャーの独立開業を支援する応援金制度も準備中だ。

最終的なゴールは、チャレンジャーが「OSAKA FOOD LAB」で得た成功体験をもとに、独立後に成功、成長して大阪の、ひいては日本の食業界をボトムアップすること。
「舌の肥えた食べ手のいる大阪は厳しいぶん、評価は確かな自信になる(大谷)」
「成功してもらわなくては次に続かないから、支援する側も必死です(鈴木)」
失敗するより後悔することを恐れるチャレンジャーたちが、これからの日本の食をリードすることを期待したい。

我こそはと思うチャレンジャーを随時募集中!
詳細は http://www.osakafoodlab.com/ まで




チャレンジャー1
「藁焼き やまなか」山中康司さん

心斎橋の居酒屋で10年調理の経験を積み、高知へ。3年間、昼は農家、夜は居酒屋で働き、冬は酒蔵で酒造りに携わる。高知で覚えた「カツオの藁焼き」で独立すべく、2018年9月「OSAKA FOOD LAB」に入居。

Q 「OSAKA FOOD LAB」で得たことは?
A 「フードマーケットに出店し、「今まで食べたことのないカツオのたたきだ」という声を聞いて、自分のやりたかったことが通用すると確信に変わりました。提供に時間はかかるけれど、それを補うパフォーマンス性のある料理なので、火柱が上がる調理工程を見せられる物件を探したい」



<カツオの藁焼き1300円>
3年間働いた高知の農家から譲り受ける稲藁でカツオを炙り、さらにガス火で表面をしっかり焼いてから「人差し指より厚く」切る。ひと口では食べ切れない厚みと、香ばしく“よく焼き”した皮目とのコントラストが肉肉しい。

カツオは「人差指より薄く切らない」が高知の常識。



チャレンジャー2
「松前屋」企画室チーム

創業明治45年の昆布の老舗の企画室女性チーム。心斎橋にある本店の改装に伴い、商品を体感してもらえるイートインスペースを実現するメニュー開発のため、2018年8月「OSAKA FOOD LAB」に入居。

Q「OSAKA FOOD LAB」で得たことは?
A「ずっと小売業だった私たちが飲食に挑戦するにあたり、メニュー開発だけでなく仕入れやオペレーションに至るまで、育成アドバイザーに相談できる環境が心強いです。本店のリニューアルが迫る中、このままでは時が過ぎるだけ、何か動かなくてはと思いきって入居したことで道が開けました」



<だしスパークリング350円>
「昆布だしをスープではなく、ソフトドリンクとして飲んでもらうには?」から発想。自家製シロップに漬けて凍らせたグレープフルーツとパイナップルを、炭酸を注入した昆布だしに入れて溶かしながら味の変化を楽しむ。



<うまみプレート800円>
昆布に限らずシイタケやホタテなどの旨味を抽出したスプレータイプの商品「昆布の水塩」の使い方や効果を体感してもらうためのプレート。スプレー前と後の違いがわかりやすいスープ、サラダを開発。梅昆布ごはんと。



◎「OSAKA FOOD LAB」に関する情報
http://www.osakafoodlab.com/ 









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