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JOURNAL / 世界の食トレンド

Australia [Sydney]

デリバリー会社の新サービスは“共有キッチン”

2018.04.06

  • ここ数年、シドニーではフードデリバリーの自転車やバイクをよく見かける。グルメなシドニーっ子たちに重宝されているのだろう。そんなデリバリーとは一線を引いていたレストランが、注目しているサービスがある。

    英国のフードデリバリー大手「デリバルー」が運営するセントラルキッチンだ。「デリバルー」は、ラーメンやバーガー、高級中華料理店などシドニーだけで144軒と契約を結び、配達を代行している会社。

    「デリバルー・エディション」という名の新たなサービスは、セントラルキッチンを複数店舗で共有し、半径3キロ以内の地域住民のためにデリバリー用の料理を作るというものだ。料理人は各店がセントラルキッチンに派遣する。

    今のところメルボルンで流行りの店7軒が登録しており、まもなくキッチンがオープン。今後、他の都市でも展開していく予定だ。開業資金がない若手シェフにとっても、共有型セントラルキッチンは気になる存在。競争の激しいレストラン業界で、イノベーションを促進することになりそうだ。

    (『料理通信』2018年3月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ Deliveroo Editions
    https://deliveroo.com.au/

  • ここ数年、シドニーではフードデリバリーの自転車やバイクをよく見かける。グルメなシドニーっ子たちに重宝されているのだろう。そんなデリバリーとは一線を引いていたレストランが、注目しているサービスがある。

    英国のフードデリバリー大手「デリバルー」が運営するセントラルキッチンだ。「デリバルー」は、ラーメンやバーガー、高級中華料理店などシドニーだけで144軒と契約を結び、配達を代行している会社。「デリバルー・エディション」という名の新たなサービスは、セントラルキッチンを複数店舗で共有し、半径3キロ以内の地域住民のためにデリバリー用の料理を作るというものだ。料理人は各店がセントラルキッチンに派遣する。

    今のところメルボルンで流行りの店7軒が登録しており、まもなくキッチンがオープン。今後、他の都市でも展開していく予定だ。開業資金がない若手シェフにとっても、共有型セントラルキッチンは気になる存在。競争の激しいレストラン業界で、イノベーションを促進することになりそうだ。

    (『料理通信』2018年3月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ Deliveroo Editions
    https://deliveroo.com.au/

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