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JOURNAL / 世界の食トレンド

Spain [Barcelona]

バルセロナに、点心専門レストランが誕生

2015.09.04

  • バルセロナはここ10年でコスモポリタンな街になり、多国籍の料理が食べられるようになった。が、本格的な中国料理店は限られ、中華レストランを名乗っても冷凍の点心が前菜としてある程度。そんな中、2014年春にオープンした「カオ・ディムスン」は、お洒落な店内の雰囲気と全て皮から手作りする高品質な点心専門レストランとして大人気だ。

    ドアを開けるとすぐにカウンター席がある長細い構造の店内は、モダンなバル風で、これまでのバルセロナの中華のイメージを一新。父が台湾人、母がスペイン人というバルセロナ育ちのオーナー、メイラン・カオさんは「ロンドンのモダンな点心レストランをイメージしました」と語る。

    点心を、流行りのカクテル、ジントニックと共に味わう斬新なスタイル。とはいえ同店の母体は開店45年で長年のファンを持つ中国料理店「シャンハイ」とあり、点心の味に妥協はない。近年の餃子ブームに輪をかけて、ワンタンやジャオ・ジーと呼ばれる中国の餃子などを求めてやってくる若者で絶えない。
    (『料理通信』2015年9月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ KAO DIM SUM
    Carrer de Bisbe Ssivilla 48, Barcelona
    ☎ +34-93-4173064
    13:30~17:00、20:30~24:00
    日曜夜休

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