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ap bank小林武史さんが語る
「GREAT FARMERS TO TABLE」に込めた想い。

Feature / MovementApr. 21, 2020

ap bankが、4月17日より、ポータルサイト「GREAT FARMERS TO TABLE」をスタートさせました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や飲食店の営業自粛要請により、出荷がむずかしくなった食材の生産者と宅内での生活を余儀なくされる消費者とのマッチングを目的としています。生産者を推薦するのはレストランのシェフたち。ap bank 代表理事を務める音楽プロデューサー小林武史さんに、ポータルサイトに込めた想いを聞きました。

「サステナブル」を指標とする活動の上に

「今、時代の大きな分岐点に立っている」と小林武史さんは言います。
「AIやシンギュラリティといったテクノロジーの進行の一方で、経済では貧困や労働問題があり、環境的には海洋資源や気候変動の問題があり、SDGsに関心が集まるように、これらはすべてつながっている。
こういった課題に世界的視野で取り組んでいかなければと思っていた矢先の新型コロナウイルス感染拡大でした」

ap bankは2003年の発足以来、一貫して「サステナブル」を指標に活動してきました。
9.11をきっかけに立ち上がり、環境プロジェクトなどへの融資を開始。野外音楽イベント「ap bank fes」はサステナブルな未来への想いや見方、考え方を伝えていく場として回を重ねています。また、東日本大震災を機に始まった「Reborn-Art Festival」は復興支援の役割以上に、「アート」「音楽」「食」が共鳴し合う中で自然と人の本質的なあり方を問うイベントに成長しています。
ap bankの活動は社会が求めるタイミングでスタートしながら、時機を超えて発展的に継続していく。「GREAT FARMERS TO TABLE」もコロナ禍に対する救済にとどまらないプラットフォームとして機能していくことでしょう。


フードリレーションを築く

「小さな生産者と個人経営の飲食店によって、日本の豊かなレストラン文化は育まれてきた」と小林さんは語ります。音楽やアートがクリエイターたちの創作活動の発露であるように、食材を生み出したり、料理を作る営みを、生産者や料理人というクリエイターの表現活動として小林さんは捉えています。小林さんの中には味覚で奏でる食の表現活動へのリスペクトがある。「サステナブル」を指標に環境問題と向き合ってきた小林さんにとって、自然をバックグラウンドに営まれる食の表現活動は近しい存在なのかもしれません。
そんな小さな個の活動が継続していくための場として「GREAT FARMERS TO TABLE」は機能していこうとしています。

「レストランは生産者と生活者のハブと言えます。大手の流通に乗らない個人の生産者にとって、レストランは拠り所です。自粛の名の下にレストランのハブ機能が断たれ、生産者と料理人と生活者のつながりが分断されてしまっている現状に対して何ができるのか、どんなフードリレーションが築けるのかを考えた」
東日本大震災の翌年の2012年、ap bankは生産者と消費者をつなぐ「Food Relation Network」を立ち上げていますが、今回のフードリレーションの手段が「GREAT FARMERS TO TABLE」というわけです。

<GREAT FARMERS TO TABLE で紹介されている生産者(一部)>

the Blind Donkey 原川慎一郎シェフ推薦:茨城県/取手市 シモタファーム の『ハーブ』

Aminima 鳥山由紀夫さん推薦:熊本県/宇城市 那須ファーム の『産直たまご』

パティシエール宮田真代さん推薦:京都府/久美浜町 丹後ジャージー牧場ミルク工房そら の『ナチュラルチーズ』

グランドエクシブ軽井沢 佐藤信太シェフ推薦:長野県/安曇野市 藤原畜産 の『安曇野放牧豚』

the Blind Donkey 原川慎一郎シェフ推薦:北海道/洞爺湖町 佐々木ファーム の『雪下人参』

Don Bravo 平 雅一シェフ推薦:高知県/春野町 みかん家にしごみ の『土佐文旦』

TEST KITCHEN H山田宏巳シェフ推薦:千葉県/木更津市KURKKU FIELDS の『水牛のモッツァレラ』
photograph (左) by Hide Urabe


個の力を結集して新しいポジティブを

小林さんがフードリレーションを確立しようとする背景には、本人のリアルな実感があります。昨年誕生した千葉県木更津市の「サステナブルファーム&パークKURKKU FIELDS」、敷地30haの農場です。ap bankと並行して、株式会社KURKKUによって消費のあり方と暮らし方を、農業法人耕すによって農と食のあり方を模索してきた、その集大成として取り組むプロジェクトですが、農場には、1500羽を平飼いする養鶏場があり、水牛やブラウンスイス、山羊がいて、畑がある。人間の経済活動が止まろうとも止まることのない生命の営みを、小林さん自身が目の当たりにしている。食のリレーは命のリレーであることを誰よりも小林さんが知っているのです。

「今、どの国も自国民を守ることに必死で、“セルフファースト”の空気が漂っています。人の流れや物の流れが分断されて、人々の視野が内向きになっていきかねない。年初に“世界的視野に立たなければ”と思ったのとは逆行する気運を感じます。今こそ、利他的センスが必要だと思う」
フードリレーションの取り組みが各所で立ち上がっていますが、「GREAT FARMERS TO TABLE」ではそれらのリンクも張って、活動の輪を広げていこうとしています。
「未来を考える人々が連帯して、個の力を結集して、新しいポジティブをつくっていきたい」――小林さんは「GREAT FARMERS TO TABLE」に込めた想いをそう語ります。




◎ GREAT FARMERS TO TABLE
https://greatfarmerstotable.com/

◎ お問合せ
一般社団法人APバンク担当:舛谷、飯田
MAIL:ap@apbank.jp











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