HOME 〉

JOURNAL / 世界の食トレンド

Germany [Berlin]

次に来るのは、イスラエル料理だ!

2016.03.31

  • 2015年からイスラエル料理が大ブームのベルリン。その背景には、ここ数年のイスラエル人のベルリンへの移住増加がある。現在、市内在住のイスラエル人は約2万人。その数は2015年に比べ2割増だという。

    同年は20~30代の若いイスラエル人が次々と店をオープン。コーシャ認定食品(ユダヤ教の戒律に適合する食品)にはこだわらない、気軽に食べられるベジタリアン料理が中心だ。どの店も自家製のヒヨコ豆のムース「フムス」を自慢にしているが、市内で最もおいしいと評判なのが2015年夏にオープンした「カナーン」だ。

    他メニューでも人気のフムスをアレンジ。ソースにして季節の野菜のグリルと一緒にピタパンに挟んだり、スパイシーなトマトソースに卵を落として煮込んだ「シャクシューカ」をソースに使ってみたり。フムスに揚げ茄子とゆで卵を添えた「サビーフ」にはマンゴーのソースを添えるなど、家庭の味を少しだけブラッシュアップしているのが成功の秘訣だ。2016年は新たにレストランも開店予定。熱いブームは続きそうだ。
    (『料理通信』2016年2月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ Kanaan
    Kopenhagener Str.16, D-10437 Berlin
    www.facebook.com/KanaanRestaurantBerlin

料理通信メールマガジン(無料)に登録しませんか?

食のプロや愛好家が求める国内外の食の世界の動き、プロの名作レシピ、スペシャルなイベント情報などをお届けします。