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JOURNAL / 世界の食トレンド

Germany[Berlin]

コワーキングスペースでスタートアップを支援

2019.06.13

  • ここ数年、ドイツでは食分野での起業が増加傾向にあるという。それに伴い、プロ級の調理器具を揃えたコワーキングスペースが次々と登場している。ドイツ最大のスーパーマーケットチェーン、エデカ・グループが2018年末にオープンした「フー ド・テック・キャンパス」は、キッチンスタジオやオープンキッチン、カフェバーからイベントスペースまでを揃え、最大180名が同時に作業することが可能。コーチングサービスなどもあり、話題を呼んでいる。

    同グループは2017年にも、起業家が開発した新商品を各地のバイヤーがオンラインで閲覧、試販売できるサービス「フードスターター」を提供し起業家たちを後押し。これまでに約700点がアップされた。フード・テック・キャンパスではこのプランをさらに進め、起業家間の交流も深めてもらおうと考えている。

    これまでベルリン発のワイルドコーンを使ったポップコーンやクラフトスピリッツ、ビール醸造家などがビジネスの機会を得、スタジオはフードブロガーなどにも好評だそうだ。

    (『料理通信』2019年5月号/「ワールドトピックス」より)

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