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JOURNAL / JAPAN

日本 [長野] ここでしか味わえない!

MADE IN 御代田のジェラートとは

2019.10.04

畑の上方には信州の名水・秘水に選ばれている「大沼の池の湧き水」があり、農作物はその名水で育てられている。

長野県の中東部に位置する御代田町は、浅間山の麓にある高原の町。標高は700~2500mと起伏に富み、この標高差がもたらす気温の差により、四季折々に美しい自然の姿を楽しむことができます。

寒暖差と火山灰土がもたらす自然の恵み

自然の恩恵は、農作物の栽培にも。水はけのよい浅間山の火山灰土を利用した農地が広がる御代田町は、県内でも指折りの野菜の産地。夏場でも冷涼な気候が、レタスやブロッコリーの栽培に適しているといいます。地域の田畑を潤すのは信州の名水・秘水に選ばれている「大沼の池の湧き水」。干ばつのときも枯れることなく、昔から地域の灌漑用水として大切に守られてきました。



畑の上方には信州の名水・秘水に選ばれている「大沼の池の湧き水」があり、農作物はその名水で育てられている。



地元野菜がイベントの盛り上げ役に

そんな豊かな緑と水に恵まれた御代田町で今、開催されているのが「浅間国際フォトフェスティバル 2019 PHOTO MIYOTA」。近年、国際的に人気を博しているアート写真の祭典として、ビジュアルコミュニケーション事業を展開するamanaと御代田町が発信する新しい写真の祭典です。浅間山を借景にユニークで多様な写真展示を自然を散策しながら楽しめて、芸術の秋にふさわしい五感を刺激する写真体験ができます。





会場内には、ギャラリーカフェ「IMA cafe」が出店。このフェスティバルのために、コーヒークリエイター中川亮太さんが、町の特産物であるレタスとブロッコリーを使ったジェラートを考案しました。「香りたつレタス、味が濃くて甘いブロッコリー、それぞれの素材の印象を最大限活かしたジェラートをと考え、地域の農家さんと連携し、試行錯誤を繰り返しました」



一面に広がるレタス畑。適度な霧が発生しやすい御代田町は、葉物栽培の好適地。



大きく育ったレタス。採れたては弾力があり、噛むほどにレタスの水分が口の中にあふれる。



ブロッコリーの収穫風景。花蕾に触れないよう、丁寧に形を整えていく。



花蕾全体がしまり、蕾が膨らみすぎない状態で収穫する。寒暖の差が大きいほど、糖度が高くなりやすい。


ジェラートと聞くと、スイーツやデザートのように“甘いもの”をイメージしがちですが、これは、コース料理の前菜を思わせるような一品。レタスのみずみずしさ、ブロッコリーの甘みが、口の中にふわっとやさしく広がります。

「IMA cafe」ではイタリア産のオリーブオイルが用意されており、是非ジェラートにかけて食べてほしいとのこと。オリーブオイルをかけることで味変し、さらに味わいが引き立つ風味豊かなジェラートは、この期間しか味わうことができない特別な一品でもあります。



上段にレタス、下段にブロッコリーの2段構え。野菜の風味をダイレクトに感じられるサラダ感覚のジェラート。オリーブオイルをかけるとさらに野菜の味が際立つ。



芸術に食に、と秋を堪能できるコンテンツが揃った「浅間国際フォトフェスティバル 2019 PHOTO MIYOTA」。新しい発見を求めて、訪れてみてはいかがですか。




浅間国際フォトフェスティバル 2019 PHOTO MIYOTA
テーマ「TRANSFORM イメージの化学」

会期:2019年9月14日(土)~11月10日(日) ※会期中無休
時間:10:00 ~ 17:00 (最終入場 16:30)
会場:メイン会場「御代田写真美術館」「MMoP (旧メルシャン軽井沢美術館)」周辺
(長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1794-1)
入場料:無料 ※一部有料エリアあり、中学生以下無料
問合せ先:info@asamaphotofes.jp
主催:浅間国際フォトフェスティバル2019 PHOTO MIYOTA実行委員会
https://asamaphotofes.jp/



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