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10/3(土)13:30~15:00「災害時の食と栄養」企画 オンラインセッション開催

いつもともしもを、もっとフリーに。
“防災の当たり前”を取り払う
「フェーズフリー」な食とは?

SdgsSep. 29, 2020

出典:一般社団法人フェーズフリー協会

「料理通信」では、災害時の食と栄養の実状と課題に向き合うSDGsシリーズ「その時、どう生きるか。―災害時の食と栄養―」を、8月よりスタートしました。初回では、生きることが最優先の現場で、後回しにされがちな食や栄養の問題をクローズアップ。
炭水化物や脂質過多な食事が続く避難所生活、制約下にある調理環境、ストレスで血糖や血圧が上がりやすいことや、食事に制限のある「災害時要配慮者」へのケアも見過ごされがちな実態をお伝えする一方で、日ごろから、栄養バランスのとれた健康的な生活を送ることや、地域コミュニティとの繋がりを持つことの重要性を示唆しました。

でも私たちにとって、そんな災害時を想定して充分に備えていくことは簡単とは言えません。そこで今回は、「備えない防災」として関心が高まっている「フェーズフリー」に着目。災害時の食と栄養の問題に新たな解決の糸口を見出すべく、来る10月3日(土)にオンライントークセッションを開催します。進行をご一緒するのは、東北の復興支援に関わってきた栄養のスペシャリスト・公益財団法人 味の素ファンデーション。
「フェーズフリー」の提唱者と、食のプロである料理人をお迎えし、災害と食にまつわる問題について盛りだくさんにディスカッションする90分をお届けします。


「フェーズフリー」とは?

皆さんは「フェーズフリー」という言葉を聞いたことはありますか?
生活の中にある、日常時(いつも)という時間と、非常時(もしも)という時間。私たちはこの2つの時間(=Phase)の連続のなかで暮らしています。日常時だけ、もしくは非常時だけにしか使うことができないモノやサービスよりも、普段使用している商品やサービスがどちらのフェーズに関わらず心地よく使えたり、災害時には普段とは違う方法で役に立つ、つまり両方のフェーズでの価値を高め活用できるモノやサービスの方が良いという視点に立った提案が「フェーズフリー」です。
「フェーズフリー」は、時間軸での制約を取り払い、未来の命や生活を守るための新しいアイデアとして現在、様々な商品開発や、公共施設の設計、住民向けの防災啓発の場で、広く組み込まれ始めています。




「備えられない」ことを前提とした新たなアプローチ



連載企画初回で行った防災に関する意識アンケートより:6割以上の方が「重要だと思うが最低限のことしかできていない・全くできていない」と回答。

今回のオンラインセッションに登壇するのは、「フェーズフリー」を提唱する社会起業家で、一般社団法人フェーズフリー協会の代表理事を務める佐藤唯行さんと、「料理通信」でもおなじみの料理人、掛川哲司シェフ。

佐藤さんが防災に取組みはじめたのは学生時代から。頻発する災害現場でまざまざとみせられた同じ光景や、時間と場所こそ違っても同じように苦しみ傷つく人々を目の当たりにし、繰り返される災害の問題解決のために主体的に参加していける方法を考え始めたことが発端です。
「防災に取り組まなくてもいい。大切な人を守れなくてもいい。と答える人はいません。つまり皆、命、生活を守ろうと思っている。でも『この30秒後、南海トラフが起きたとしたら、充分備えていますか?』と問うならば、返ってくる答えはNOなんですよね。」と佐藤さん。
日常の生活において、災害時に自分のまわりでどんなことが起こるのかイメージして行動するのは難しい――つまり日常と非常の間には分厚い壁があると指摘します。

「備えましょう!」という提案が価値として人々の日常生活に根付いていかないのであれば、持続可能な価値提供方法の仕組みを模索するべきなのではないか?行政や市民ボランティアだけではなく、防災には本質的なビジネスを構築する必要があるのではないか?そのような模索から、「フェーズフリー」という提案に至ります。

佐藤 唯行(さとう ただゆき)さん
一般社団法人フェーズフリー協会 代表理事 社会起業家/フェーズフリーファウンダー。防災を持続可能なビジネスとして多角的に展開。その1つとして、フェーズフリーを提唱し、その推進において根源的な役割を担う。フェーズフリー協会ほか複数団体の代表。https://phasefree.org/

掛川 哲司(かけがわ さとし)シェフ
都内数店で研鑽を積んだ後、独立。オーナーシェフとして代官山のビストロ「アタ」をはじめ日比谷「Värmen(バーマン)」広尾「au deco(オデコ)」など数々々の人気店を手掛ける。カフェプロデュースや商品開発、企業アドバイザリーなど幅広く活躍。

一方、掛川シェフははじめて料理人を辞めようと思い悩んだのも、独立という道を選んだのも3.11がきっかけだったと言います。「当時、被災地支援に出かけ、復興しつつある現場で“食べることの楽しみや幸せ”がダイレクトに伝わる大切さを痛感しましたが、同時に次なにかあったときには、料理以外にもできることを、と考えました」。

2012年に独立してからは様々な企業や地域からのアドバイザリー業務や飲食プロデュースの仕事を多く手掛けるように。そのなかで携わった缶詰の商品開発の仕事では、「日常において『缶詰を開けてもらう』にはどうしたらよいか?」と問題を定義したことで、継続的に習慣性を持って続けられるいくつかのユニークなアイデアを提示、災害時の食の課題解決アプローチにもつなげています。


「習慣」「文化」「コミュニティ」を手掛かりに。

日々のQuality of Lifeを上げるものであれば、「備えなければならない」ではなく、自然と主体的に使い続けていけるのではないか?
佐藤さんと掛川シェフ、2人の事前打ち合わせでは、各々の立ち位置から見つめる「フェーズフリー」な食に関して熱い議論が交わされました。出てきた重要なキーワードは「習慣」。
日常を豊かに彩ってくれるもの、例えば着心地のよい服や、使いやすいボールペンのように、普段利用していることを忘れてしまってもいいくらい「習慣」になっている食の在り方こそが災害時に役立つものなのかもしれません。
また、議論は「文化」「地域コミュニティ」にも及びます。
日本各地では、例えば河川近くに住む者、中山間地に暮らす者などそれぞれが、居を構える地域で自然の営みとうまく折り合いをつけていた暮らしの在り方、郷土に根付いた食事の在り方があったはず。蓄積された知恵が、本来はいざという時の「備え」だったのかもしれない、それはまさに「フェーズフリー」なのではないか、と。

議論の続きは、10月3日(土)に繰り広げられることになります。

当日は、災害発生時の食と栄養の問題を知り、 「備えることは難しい」 を前提に、これまでの“防災の当たり前”を取り払い、「フェーズフリー」な食を探求することで、セッションを聞いていただく皆さんにとって、災害に強い自分づくり・コミュニティづくりのヒントにしてもらいたいと思います。
レジリエンスが重要なキーワードであるSDGsの観点を取り入れながらの議論は、グラフィックレコーディング(=議論を文字やイラストで可視化させ記録する方法)による進行で、楽しく聞いていただけるよう工夫していきます。 事前エントリー不要で、参加費無料の本セッション、ご興味がある方はぜひご参加ください!




<開催概要>
「*ぼうさいこくたい2020」セッション14
「いざという時どうなる?あなたの食と栄養」
~フェーズフリーな食を考えよう~


開催日時:10月3日(土)13:30~15:00
開催場所:オンライン(本セッションページ上でのライブビデオ視聴)
https://bosai-kokutai.com/session/detail/SS-14/
参加費 :無料/事前エントリー不要/どなたでも参加可能
登壇者:一般社団法人フェーズフリー協会 代表理事・佐藤唯行氏、料理人・掛川哲司氏
進行:公益財団法人味の素ファンデーション/株式会社料理通信社




<*「ぼうさいこくたい」とは>
https://bosai-kokutai.com/
10月3日(土)10:00-18:00開催予定。
内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議が主催者となり、「自助・共助」、「多様な主体の連携」および「地域における防災力の向上」を促進するため、国民一人一人の防災意識の向上、災害に関する知識や経験の共有を図ることを目的とする。子どもから大人まで防災・減災を学べる、日本最大級の防災イベント。
今年は、新型コロナウイルスの影響により、オンライン開催に変更。セッションのライブ配信やWEB会議システムなどを活用したワークショップ、オンライン出展ブースでの情報発信など、新しい取り組みにチャレンジ。イベント終了後は特設サイト上で配信動画をアーカイブ予定。(2021年3月まで公開)







国連が、世界各国の報道機関を対象に発足させた「SDGメディア・コンパクト」は、SDGsに対する認識を高め、さらなる行動の活性化を支援することを目的としています。
料理通信社は「SDGメディア・コンパクト」の加盟メディアとして、今後より一層、食の領域と深く関わるSDGs達成に寄与するメディア活動を続けて参ります。







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