料理界の新しいリーダーから見たフランス料理の現在地。 「ガストロノミー “ジョエル・ロブション”」関谷健一朗

自分の料理を「フランス料理です」と胸を張って言えるようになったのは、ここ数年のことだという関谷健一朗シェフ。フランスで修業を積み、M.O.F.という栄誉を手にしながらも、常に「日本人がフランス料理を作る意味」を問い続けてきた。自らの不完全さを認め、チームの力を借りながら、アーティストであることより職人でありたいと、実直に基本技術の研鑽に励んできた。その姿からは、料理界の新しいリーダーの在り方が浮かび上がる。シェフの目から見える日本のフランス料理の今とこれからについて聞いた。

異文化の味が重なるタイのカレー「エビのパッポンカリー(エビと卵のカレー炒め)」 ブルーフード・レシピ:タイ料理研究家 長澤恵さん

日本周辺でとれる水産物の魅力を再発見するレシピを紹介する連載「ブルーフード・レシピ」。今回は甘辛いソースでご飯が止まらなくなるタイのカレー「エビのパッポンカリー(エビと卵のカレー炒め)」です。

78歳。「お客さんが待ちゆうと思ったら、日々の歯車が勝手に回転するがよ」 生涯現役|高知・南国市「パン工房フォンティーヌ」清水一郎

人気のカレーパンは毎日、平均100個は仕込んで週末のイベントに備える清水一郎さん。長年大手製パン会社の工場勤務を経て、57歳で独立。地域のインフラにパンを置いてもらい、イベントも積極的に出店。大事なのは、本音で生きること。

デュカスの右腕ロマン・メデールがついに独立!「プレヴェル」で見せる新たな挑戦 France [Paris]

アラン・デュカスの右腕として「プラザ・アテネ」をミシュラン三ツ星へと導き、グループ内の数々のレストランを率いてきたロマン・メデール(Romain Meder)が、2025年4月、待望のオーナーレストラン「プレヴェル(Prévelle)」を、パリ7区サン=ドミニク通りにオープンした。 料理は、デュカスと共に一貫して追求してきた「ナチュラリテ(自然主義)」の哲学を継承しながら、より洗練され、自由な発想が際立つ。食材のエッセンスを抽出・凝縮して旨味に奥行きを持たせたり、従来のフォンに頼らず、野菜や海藻をベースにしたブロスを多用するなど、素材本来の力を引き出す工夫が随所にみられる。

「国産小麦」のその先へ。地元の畑とパンをつなぐ、愛知のローカル製粉所 「パンの道の駅」メイキングオブ 第3回

パンの研究所「パンラボ」を主宰する池田浩明さんが土地が育むパンを探求します。目指すは2028年にオープンする福岡県川崎町「パンの道の駅」のプロデュース。今回は革新的な製粉を行うローカルミルが地域で果たす役割について

シドニー発 レストランとコラボした五感で楽しむ高級キャンドル Australia [Sydney]

大豆由来のソイワックスを使った上質な流し込みキャンドルで、一躍人気となった「ハンター・キャンドルズ」。淡水魚の脂肪をソイワックスと共に溶かし、魚臭さのない川の香りをイメージした「フィッシュ・ファット」キャンドルなど、レストランとのコラボ商品が特長だ。