都市でできる究極の地産地消であり、サステナブルな食物生産の営みに直に触れる機会にもなるアーバン・ファーミング。奥行き1.2メートル×幅6メートルのベランダで、無農薬、減肥料で様々な野菜を育てるたなかやすこさん。元気に育つ秘密は「寄せ植え」にありました。

ベランダで始める!ナチュラルに野菜を育てる「寄せ植えのコツ」

茶の原点、手もみ茶がフレンチと出会う。永世茶聖・中島毅のティーペアリングの新境地
迷ったときは、「手もみに戻るのが一番」と、若き永世茶聖、中島毅さん。永世茶聖__全国にわずか2人しかいない称号を持つ、手もみ茶職人の一人である。
昨年11月から、埼玉・仏子のフランス料理店「ウェロニカ・ペルシカ」のティーペアリングの監修をはじめた。ワイングラスに茶を注ぎ、狭山茶のテロワールを語りながら8皿のフルコースと寄り添わせる。ノンアルコールの波が広がるレストランで、茶の原点を知るスペシャリストの知識と技術が求められる時代がはじまっている。

涼しい夜風で優しい味わいに「アジの一夜干し」 【DIYレシピ】「飯箸邸」望月清登さん
普段買っている食べ物を、シンプルな材料と道具で作る「DIYレシピ」。今回はこれから旬を迎えておいしくなるアジの一夜干しです。

外資系ホテルのオープンラッシュで活況を呈するベトナムのファインダイニング Vietnam [Ho Chi Minh City]
2025年、開業20周年を迎えたホテル「パークハイアット・サイゴン」。外資系ホテルのオープンラッシュが続く中、いち早く上陸し、外国人シェフによるファインダイニングシーンを長く牽引してきた。

人生で“確かなもの”を感じたい時に味わうオリーブオイル Vol.78 シチリア州のオリーブオイル生産者
あらゆる人種の通過点であり、文明のゆりかごとなった神秘の島シチリアで、紀元前から栽培されていたオリーブ品種で作るオリーブオイル。純粋で濃厚、偽りのない味わいは、世界の見通しが不透明な今、確かな価値を感じさせる。

野菜のおいしさを際立たせる「漬け物」 プラントベースの始め方49
肉や魚や乳製品に頼らずとも「おいしい」を作る“プラントベース(Plant Based)”な調理法をシェフに教わります。今回は、箸休めや行楽弁当にもぴったりな、野菜のおいしさ際立つ「漬け物」を紹介します。

82歳。「発酵って面白うて、季節や天気によって、毎回違うものができあがる」 生涯現役|高知・四万十町「井上糀店」井上征子
文政元年(1818年)の創業から、薪や釜戸を使った昔ながらの製法を守り続ける、生まれも育ちも四万十の井上糀店の6代目です。

英国の食品流通システムに変革を!オンライン・ファーマーズ・マーケット England / London
2000年前後、ロンドンをはじめ英国各地で“ファーマーズ・マーケット”が旋風を巻き起こしてから久しい。生産者の顔が見えるトレーサビリティを第一義に、仲介業者を経由しないことでフレキシブルな価格設定を可能にし、地産地消を掲げたサステナブルなスタンスなどが大きく支持され、ファーマーズ・マーケットは、英国人の食文化にしっかり根付いている。
昨今、この独立形食品流通システムの進化形として大きな注目を浴びているのが、オンラインをプラットフォームにしたファーマーズ・マーケット「Wylde(ワイルド)」だ。2023年にスタートし、厳選された小規模な農家、漁師、フォレジャー(野生食材の採集者)、ハンター(猟師)、クラフトビールや英国ワインの醸造家、パン職人など、数多くのアルチザンな生産者と提携したB2Cの宅配サービスを構築している。
「英国にはすばらしい食材がある。しかし、大手のスーパーマーケットが市場で絶大なパワーを擁し、値段設定や取引契約において、不公平な食品流通システムが横行している。同プロジェクトは、コーンウォールから直送される新鮮な魚介類、トウモロコシで飼育されたチキン、森で採取されたばかりのワイルドガーリックを使ったビネガーやソーセージなど、高品質で個性的な英国食材を全国の消費者へ直接届けることがミッション。英国の食品流通システムを根本から変革していきたい」と語るのは、ワイルドの共同創始者、ニック・ジェファーソン氏だ。

やさしい食べ心地にほっこり。朝食にも「面片(メンピェン)」 レスキューレシピ【小麦粉編】
生産者が丹精込めて作った食材を無駄にしないための活用レシピをシェフに教わる連載「レスキューレシピ」。小麦粉がテーマの今回は、すいとんのようなやさしい食べ心地の「面片」をウー・ウェンさんに教わります。

農家の自家製品を巡る旅。SNSで火が付いたグロッサリー・ストア・ツーリズム Sweden [Stokholm]
グロッサリー・ストア・ツーリズムをご存知だろうか。その名の通り“スーパーマーケットの旅”だが、ソーシャルメディアをきっかけにじわじわと流行り出している。

「素材のロスをゼロに」が発想の原点。ガンベロ・ロッソのコラトゥーラ Italy [Mazara del Vallo]
シチリア南西部、高級食材として人気のガンベロ・ロッソ(エビ)の産地で、おいしい廃棄ゼロの商品開発に取り組むスタートアップが登場した。

世界に共有したい日本発の食のリスト「EARTH FOODS 25」を多文化シェフはどう料理する? 大阪・関西万博リポート
4月13日に開幕した大阪・関西万博で、日本発の食文化やアイデアを世界に共有するためのリスト「EARTH FOODS 25」が提示されている。リストに選ばれた食材を使った料理を5人のシェフが考案。日本の食は世界でどんな役割を果たせるのか、3人のシェフにインタビューを試みた。

2025年の食トレンドを体現。モンマルトル発、食とアートが融合する話題のビストロ France [Paris]
2025年、レストラン予約サイト「The Fork」が予測する「食のトレンド」のひとつに、「メニューの選択肢を絞り、ボリュームたっぷりの料理を良心的な価格で提供するビストロ」を挙げた。その代表的な存在ともいえるのが「ラルマナック・モンマルトル」。

エンジニアの最適化技術で作るチーズ チーズ職人「ボスケソ・チーズラボ」是本健介
航空宇宙工学の博士号を持つ。自動車や航空機エンジンの開発から一転、チーズ作りへと転身した。エンジニアとしてのものづくりの考え方、実験計画法の概念をチーズ作りに応用。
科学的アプローチによって確実にチーズのクオリティを上げていった。志すのは地域を取り結ぶようなチーズのあり方だ。