K-POP、SHOGUNに続く!?ガストロノミー界におけるアジアの現在地

昨今、アジア勢の活躍が目覚ましい音楽、映画業界に続き、ガストロノミー界でもアジアのシェフたちの存在感がじわじわと高まっている。今年9月、栃木県日光に集結した香港、韓国、日本を拠点とするシェフたちの言葉から、世界のガストロノミーにおけるアジアの現在地を探る。

「毎日夕刻、出荷前は戦争です」ベジター 畝田謙太郎

2014年10月、小誌100号目(2014年10月号)の特集からスピンアウトしたイベントが開かれた。登壇者は畝田謙太郎さん。青山「ラス」兼子大輔シェフが全幅の信頼を寄せる人だ。西洋野菜を中心に、農家と料理人をつなぐ「仲介人」である。 千葉・八街市の約20軒の農家と、全国の10軒の農家から選りすぐった野菜を、100軒以上の名だたるレストランに送り届ける。

パスタの国イタリアで、100%豆粉のパスタ市場を開拓するマンマの話 Vol.75 ロンバルディア州ヴァレーゼの豆粉製品開発者

幼い頃から食の仕事に就くと決め、中学卒業後すぐホテル学校に入学。そこから一直線に食品開発のキャリアを築いてきた女性が、妊娠をきっかけにパスタの国イタリアで「小麦を使わないパスタ」を生み出すまで。