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FEATURE / MOVEMENT

テタンジェが「第31回東京国際映画祭」の公式シャンパーニュに

2018.11.01

photographs by Hide Urabe  text by Noriko Horikoshi

1985年に開設され、2018年で31回目の開催となる東京国際映画祭。アジア最大級の国際映画祭とあって、例年10月から始まる会期中には国内外の映画関係者が集結。今年は10月25日~11月3日の10日間にわたり、世界各国からの出品映画がグランプリを競うコンペティション、セミナーやシンポジウム、映像・音楽・アニメーションの見本市などが連日催されている。
華やかなフェスティバルの初日、メイン会場の六本木ヒルズ内では、幕開けを祝うオープニングパーティーが行われた。


オープニングパーティーには俳優や女優、監督など、名だたる映画人の姿も。



「カンパイ!」
スペシャルゲストのレイフ・ファインズ監督の掛け声を合図に、人々がシャンパ―ニュグラスを持つ手を高く掲げる。きらめくグラスの中身は、シャンパーニュを代表するグランメゾン、テタンジェの「ブリュット レゼルヴ」。テタンジェは昨年に続き、2年連続で東京国際映画祭の公式シャンパーニュに選ばれているのだ。

「“シャンパーニュはアートである”というのが、テタンジェ家の揺るぎない哲学です」と話すのは、輸入元のサッポロビール株式会社ワイン事業部シニアマネージャーの北河智幸さん。
「食や芸術との融合を通してシャンパーニュの文化的価値を高めること。それが創業から継承されてきたテタンジェの精神であり、理念を形にするためのさまざまな取り組みが行われてきました」
東京国際映画祭とのコラボレーションは、その世界観の延長線上にあるもの。
「東京に全世界からのゲストが集まり、映画というアートの素晴らしさを共有し、さらに東京から世界に向けて発信する。その交歓の場を演出できることは、テタンジェにとっても、このうえない喜びなのです」

担当する「テタンジェ」の魅力について話す、サッポロビールの北河智幸さん。



1983年から始まった“テタンジェ・コレクション”も、芸術と文化を視野に入れた取り組みのひとつ。世界の著名なアーティストのデザインをプリントしたボトルに、ヴィンテージ・シャンパーニュを詰めてリリースする華麗なプロジェクトだ。

食に関連する取り組みとしては、1966年から続く「ル・テタンジェ国際料理賞コンクール」がある。希代の食通として知られた初代のピエール・テタンジェにちなみ、フランス料理のレベル向上を目的として創設。現在では“ガストロノミーのエベレスト”と呼ばれる認知度を誇り、故ジョエル・ロブションも、このコンクールでの受賞をきっかけに名シェフへの階段を駆け上がっていった。

アート以外の分野でも、数々の場面で存在感を発揮。ノーベル賞晩餐会では2014年から連続4年で公式シャンパーニュ採用記録を更新中。スポーツの分野に目を向ければ、FIFAワールドカップでも初めての公式シャンパーニュに選ばれるなど、家族経営のメゾンとしては例外的な快挙を重ねている。

東京国際映画祭公式シャンパーニュの「ブリュット レゼルヴ」は、果実感と熟成感のバランスが身上。

シャンパーニュの泡立ちに使われる表現“L' Effervescence(レフェルヴェソンス)”には「活気、歓喜、熱狂」などの意味もあるという。新たな才能と交流が生まれる映画の祭典で、今回はどんな熱気や喜びが交錯するのか。“泡”が織りなす新しいストーリーの行方に注目したい。

◎ 応募〆切は11月4日(日)! MEETUP参加者募集中
2018年11月27日(火)開催
「京料理 木乃婦」髙橋拓児料理長
テタンジェと京料理の幸福な出会い


お申し込みはこちら
https://r-tsushin.com/meetup_upcoming/20181127.html



◎「テタンジェ」に関する情報
http://www.sapporobeer.jp/wine/taittinger/



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