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いま、ヨーロッパ全土では年間約8800万トンという膨大な量の食料品が廃棄されている。アムステルダムでは、廃棄の運命を辿る食べ物を救出する“フードセーヴィング・レストラン”「インストック」が登場し、話題を呼んでいる。
「世界中で食料品の約3分の1がゴミとなっている状況を変えたい……」と、オランダの大手スーパーマーケットチェーンで働いていた4人が立ち上げた同店。形が不揃いだったり傷のある野菜、前日に焼いたパンなど、毎朝市内の契約店から引き取った食材を前に、その日のメニューを考える。野菜は発酵させて漬け物、またはピュレ状にしてスープに。前日のパンは、風味が増したところを、鉄板で表面を焼くことでカリッとした焼き立て感をプラス。
「食材を助けたい!」というコンセプトに賛同する人はもちろん、確かな味にファンも多い。各地で起こっている「食材を捨てない」プロジェクトの中でも、コンセプトだけでなく料理の完成度の高さがお客の心を掴んだ成功例だ。
(『料理通信』2016年10月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Instock
Czaar Peterstraat 21, 1018NW Amsterdam
+31-(0)20-363-5765
9:00~23:00(木~土曜~24:00) 無休
https://www.instock.nl/
text by Hideko Kawachi
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