PEOPLE / 食の世界のスペシャリスト

パン職人が熱い視線を注ぐデンマークのライ麦パン「ロブロ」の伝道師
パン職人が熱い視線を注ぐデンマークのライ麦パン「ロブロ」の伝道師
くらもとさちこ

2024年春に出版された『北欧デンマークのライ麦パン ロブロの教科書』がきっかけとなって、「ロブロ」が今、注目度急上昇中だ。「ロブロはデンマーク人にとってパン以上の存在」と語る著者、くらもとさちこさんに、日本人にとってはまだまだ未知のロブロについて話を聞いた。

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2025.06.30

78歳。「お客さんが待ちゆうと思ったら、日々の歯車が勝手に回転するがよ」
78歳。「お客さんが待ちゆうと思ったら、日々の歯車が勝手に回転するがよ」
生涯現役|高知・南国市「パン工房フォンティーヌ」清水一郎

人気のカレーパンは毎日、平均100個は仕込んで週末のイベントに備える清水一郎さん。長年大手製パン会社の工場勤務を経て、57歳で独立。地域のインフラにパンを置いてもらい、イベントも積極的に出店。大事なのは、本音で生きること。

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2025.06.16

マタギの暮らしが教えてくれる、生きていく上で大切なこと
マタギの暮らしが教えてくれる、生きていく上で大切なこと
マタギ/カメラマン 船橋陽馬

「マタギになったカメラマンがいる」と聞いて会いに行った。船橋陽馬さん、44歳。「なぜ、マタギに?」素朴な疑問に返ってきた答えは、人と山との関わり、人とクマ、人と自然との向き合い方を見つめ直させる言葉に満ちていた。

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2025.06.09

80歳。「匿名にならざるを得ないミルクの名を、もっと世に知らせたい」
80歳。「匿名にならざるを得ないミルクの名を、もっと世に知らせたい」
生涯現役|東京・吉祥寺「武蔵野デーリー」木村義之

牛乳屋の2代目に生まれ、業界を見つめてきた木村さんが温めてきた夢が、自然放牧の牛乳を集めたミルクスタンドを開くこと。ひとたび牧場の話になると止まらない牛への愛。

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2025.06.02

82歳。「発酵って面白うて、季節や天気によって、毎回違うものができあがる」
82歳。「発酵って面白うて、季節や天気によって、毎回違うものができあがる」
生涯現役|高知・四万十町「井上糀店」井上征子

文政元年(1818年)の創業から、薪や釜戸を使った昔ながらの製法を守り続ける、生まれも育ちも四万十の井上糀店の6代目です。

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2025.04.24

78歳。「気持ち穏やかに作れば、お酒もおいしくなる」
78歳。「気持ち穏やかに作れば、お酒もおいしくなる」
生涯現役|高知・三原村「土佐三原どぶろく」齋藤鈴代

高知県宿毛市生まれ。農家を営む夫とともに、家畜飼育に始まり、30年にわたってタバコを栽培。農家の傍ら、「農家食堂 青空屋」を営み、夫婦の名前の漢字を組み合わせたどぶろく「元代」(げんだい)を製造販売(現在は販売終了)。2016年、村のどぶろく生産者が集って合同会社を設立。一緒に働く女性いわく、「鈴代さんは普段は穏やかやけど、言わないかんことはピシッと言うてくれて、頼りがいのある人」。

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2025.03.18

84歳。「うちのぬか漬けは、姑から受け継いだ80年ものよ」
84歳。「うちのぬか漬けは、姑から受け継いだ80年ものよ」
生涯現役|東京・千川「やきとり 鳥将」三宅恵子

23歳で京都から嫁ぎ、夫が飲食業を始めるのに伴い、接客を始める。明るい人柄と、心からの温かいもてなしで、人気を呼ぶ。自宅近くで店を開く際に、厨房を仕切る息子を主軸に、夫ともにサービスで支える。現在は息子と孫2人とともに店を切り盛り。毎日多忙だが、息抜きはカラオケとお酒。80年続くぬか漬けは、店の名物。

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2025.02.26

「山の暮らしでどこまで稼げるか」高知・馬路村ブランド仕掛け人の地域のおこし方
「山の暮らしでどこまで稼げるか」高知・馬路村ブランド仕掛け人の地域のおこし方
ゆず栽培と自伐型林業農家・東谷望史

人口1000人足らずの小さな林業の村で、農家の収入を飛躍的に向上させた伝説的農協職員がいる。「高知県馬路村」の名はあまりに有名だろう。地域特産のゆずを使った清涼飲料水「ごっくん馬路村」や、ポン酢しょうゆ「ゆずの村」などの大ヒット商品を生み出し、ゆず加工品を年商約30億円規模にまで成長させた立役者、馬路村農協の前組合長・東谷望史(とうたに もちふみ)さんである。

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2025.02.13

77歳。「畑もあるし、野菜作ってるなら『お好み焼き屋』でもやろかなって」
77歳。「畑もあるし、野菜作ってるなら『お好み焼き屋』でもやろかなって」
生涯現役|広島・安芸太田町「星の郷 あまんど」増田初美

広島市内の電気屋に勤めた後、市内で34歳から19年間、喫茶店兼カラオケスナックを切り盛り。両親が他界したのを機に、安芸太田町に戻り、築150年を超える実家を改装して「星の郷 あまんど」を開業。カラオケの十八番は、美空ひばり、天童よしみ。趣味は畑仕事。店の隣にある2アール(200平方メートル)の畑も一人で管理している。

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2025.01.16

81歳。「余計なことは一切考えない。今、元気であればそれでいい」
81歳。「余計なことは一切考えない。今、元気であればそれでいい」
生涯現役|東京・仙川「おむすび てしま」手島弘子

米屋の娘に生まれ、米の卸問屋の夫と結婚。家業を継ぐ。米の販売だけでは先細りになるからという夫とともに、1968年(昭和43年)頃、焼きたらこ、梅、おかかといったスタンダードな具材から米屋のおむすび屋を始める。

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2024.12.27

ワインの良き差し出し手
ワインの良き差し出し手
サービスマン 永島 農

永島は28歳から43歳にわたる15年間、フェリチタに在籍し、的確なワイン選択眼とプレゼンテーション力で高い評価を得た。そのワインの捉え方は大局的にして同時代的。何よりも思索的で、ワインに潜む多様な側面を浮かび上がらせる。

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2024.11.28

「毎日夕刻、出荷前は戦争です」ベジター 畝田謙太郎
「毎日夕刻、出荷前は戦争です」ベジター 畝田謙太郎

2014年10月、小誌100号目(2014年10月号)の特集からスピンアウトしたイベントが開かれた。登壇者は畝田謙太郎さん。青山「ラス」兼子大輔シェフが全幅の信頼を寄せる人だ。西洋野菜を中心に、農家と...

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2024.10.28

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