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PEOPLE / 食の世界のスペシャリスト

佐々木章太さん(ささき・しょうた) ジビエ肉狩猟&流通&加工業

第5話「仕事年表」(全5話)

2016.03.01




仕事年表

1981年

・北海道帯広市で次男として生まれる。父はラーメン店、母はカフェレストランを経営。

1997年

・スポーツ特待推薦で高校入学。アイスホッケーで北海道選抜選手に。プロ選手を目指す。
インターハイに出場。ポジションはゴールキーパー。




1999年

・家業を継ぐため、飲食業界に進路変更。料理専門学校に入学。

2000年

・料理専門学校を卒業し、星野リゾートに就職。軽井沢星野リゾートのメインダイニングへ配属される。休日には軽井沢のフレンチ「パッション」で手伝いをし、フランス料理を積極的に学ぶ。

2002年

・上京。西麻布「ビストロ・ド・ラ・シテ」に入店。関根進社長から、経営者の姿勢や志として「食文化が正当に評価されるよう、消費者を育て生産者を支えていく」という軸を学ぶ。

2003年

・渡仏の直前で、実家の手伝いをすることになる。同年、北海道に戻り、母のカフェレストランの経営立て直しに加わる。




2004年

・初めて、鹿の解体を経験。
・野性肉処理許可取得。ジビエブランド「エレゾ・マルシェ・ジャポン」を個人事業として立ち上げる。
<蝦夷鹿の卸し先4店舗>

2007年

・「エレゾ・マルシェ・ジャポン」を会社組織化。狩猟免許(ショットガン)、家畜商免許取得。
・北海道食材会議を主催。
・家畜の生産を開始。短角牛(北海道大学と提携。道内産小麦を餌に、月齢28〜32カ月で出荷)、三元豚(生産委託。野菜中心の餌で育て、月齢18カ月で出荷。旨味が強く筋繊維が発達)、乳のみ仔羊(海沿いで1〜2カ月飼育)、黒豚、二元豚、羊などを放牧。




・解体工房、加工肉(加熱、非加熱、総菜)のラボをスタート。
<蝦夷鹿の卸し先約150店舗>




2009年



・「蝦夷鹿サミット」開催。蝦夷鹿の地位向上を目指して、地元の自治体や県、農協組織とともに「蝦夷鹿サミット」を立ち上げ、副実行委員長を務める。




2011年

・生産狩猟部門(エレゾ・ファーム)、骨付き熟成肉管理販売部門(エレゾ・マルシェ・ジャポン)、シャルキュトリー加工製造部門(エレゾ・パーティ)の3部門を構成。

2012年

・レストラン向けに蝦夷鹿の解体講座を開催。
<蝦夷鹿の卸し先約300店舗>








2013年

・飲食部門(エレゾ・ターブル)を新設し、札幌にビストロ「カマラードサッポロ」をオープン。店内にはシャルキュトリーの販売スペースを併設。「レストラン文化の振興」を目的とし、若い層とレストランを繋ぐ。








2014年

・事業スタートから10年を機に、シャルキュトリーの全国各地での出店販売に力を入れる。
<蝦夷鹿の卸し先約400店舗>




text by Reiko Kakimoto




佐々木章太(ささき・しょうた)
1981年、北海道帯広市生まれ。プロのアイスホッケー選手を目指すも、家業を継ぐために飲食業界へ転身。料理専門学校卒業後、星野リゾートに就職、後に東京・西麻布のフランス料理店「ビストロ・ド・ラ・シテ」へ。2003年に帰郷し、実家レストランの経営立て直しに加わる。2004年、野生肉処理許可を取得。ジビエ肉の狩猟、流通、加工、飲食業を営む「株式会社ELEZO社」代表取締役社長。料理人の知恵と技術を生かしたジビエ肉の供給、加工品の製造でレストラン・小売店からの支持を集める。



























































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