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PEOPLE / 食の世界のスペシャリスト

佐藤美恵子さん(さとう・みえこ)仏ワーキングホリデー就労サポート

第5話「仕事年表」(全5話)

2016.12.01


仕事年表





1986年

23歳
・大学卒業。森ビル株式会社の経理に配属。
時代はバブル経済始まりで、「就職の厳しさを知らなかった」頃。

1990年

27歳
・同僚とフランス旅行。フランス語の美しさに魅了され留学を決意。

1992年

29歳
・森ビル株式会社を退職し、単身フランス留学へ。
「留学するより、結婚を考える年齢でしょ」と言われ、家族にも反対されるなか、フランスへ。
・仏ヴィシーの語学学校「CAVILAM」で9カ月間フランス語を学ぶ。
・書道愛好家としてフランス中央部の「Fore^t de Mille Poe`tes」*の会員に。
子供の頃から習っていた書道を通して、多くの画家や彫刻家と親交を深める。自分の意見を持ち、表現することが尊重されるフランスで、“精神の解放”を感じる。
* オーベルニュ地方の森に、芸術家が樹を1000本植樹し、芸術活動を推進していこうとする協会。日本人は数名で、大江健三郎氏などがいる。

1993年

30歳
・滞在9カ月で資金が尽き、フランスで就職活動をするも叶わず、帰国。
「フランスで働きたい」と100社近くに履歴書を送付し、これ以上何もできないというところまでやりきった。
・日本でアルバイトをしながら就職活動。
失意の中、どん底の2年間がスタートする。

1995年

32歳
・フランス絵画を扱い、パリに支店を持つ銀座「吉井画廊」に就職。

1998年

35歳
・「吉井画廊」退職
・仏ブルターニュにて翻訳のスタージュ(研修)を開始するも、3カ月後会社が倒産。
フランスで再び就職を試みるが、このときも叶わず。

1999年

36歳
・帰国
・フランス政府観光局(現・フランス観光開発機構)でアルバイトを始める。
フランスへの観光業を目指し始める

2001年

38歳
・フランス観光を取り扱う旅行会社、エールボヤージに就職。
旅行業の経験がなかったため、ゼロからノウハウを勉強し始める。

2002年

39歳
・株式会社トラベルジャーナルに転職。
インターンシップ事業部で、研修(スタージュ)制度でフランスに渡る人のサポートや手配、交渉を担当。

2006年

43歳
・コスモワールド株式会社に転職。
インターンシップ、ワーキングホリデーをサポートする事業とフランス旅行専門の手配を担当。東京支店を任される。

2008年

45歳
・独立して「ミルジョワ企画」を設立。フランスでのワーキングホリデーのサポートを主幹 業務とする。
Photograph by Mieko Sato
現地スタッフと共に。パリや南仏などに、日本語&仏語による細やかなケアを任せられる現地スタッフがいる。




2009年

46歳
・イタリアへの開拓を開始。

2011年

48歳
・フランスでのロングステイのアレンジ、手配を開始。
イタリア、フランスの現地サポートスタッフ計8名の協力のもと、ワーキングホリデーと旅行のプロデュースを拡大。

2014年

3月(51歳)
・日本語教師の資格を取得。
佐藤さんのサポートでフランスへ渡り、ビストロでソムリエとして働いた就労者も。一度帰国した後に再渡仏し、いまもフランスで頑張っている。


就労先として紹介したブルターニュのレストランで。日本人のいない、日本語の通じない職場で、ワーキングホリデーの若者たちはたくましく育っていく。


Photographs by Mieko Sato
左)サンテミリオンに程近い、プジョルにあるレストランのシェフご夫妻。右)ブルターニュ地方バーデンにあるレストランオーナーシェフ。いずれも、佐藤さんがサポートしているワーキングホリデー就労者を受け入れてくれているシェフたち。




◎ミルジョワ企画
http://www.bonjour-mjp.com/




佐藤美恵子(さとう・みえこ)
大学卒業後に大手企業に6年務め、30歳を目前にフランス留学へ。帰国後、様々な職種を経験し、フランス観光業に携わる。2008年、仏ワーキングホリデーの就労サポートを主な事業とする「ミルジョワ企画」設立。ビザの取得から渡仏準備、飲食店など就労先の紹介、滞在中のケアまで密なサポートを行い、若き料理人たちを支える。

























































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