東洋大学の実践的な学びの場。学生が推進する “酒粕活用学食メニュー”
2025.05.26

東洋大学朝霞キャンパスの学食「Umart!」に、酒粕の廃棄問題解決のために開発した“大学生が食べたい!酒粕活用学食メニュー”が2025年5月30日(金)まで登場。埼玉県入間郡越生町の酒蔵との産学連携で開発したオリジナル日本酒の製造過程で生じる酒粕を活用しており、「食環境科学部」と「経営学部」がそれぞれの学びをベースに、専門性を発揮しながら社会課題の解決に取り組んで誕生しました。
酒粕活用メニューは5月13日(火)~5月30日(金)までの期間中、週替わりで3種のメニューを提供。「酒粕仕込み!やわらか鶏(どり)の照り焼き風~茶碗蒸しを添えて~」「酒粕香る 豚しゃぶサラダうどん」に次いで、最終週となる5月27日(火)~5月30日(金)には「選べるソースの粕から定食」がメニューオンします。

東洋大学朝霞キャンパスは、学食の企画・運営にも学生が携わることで実践的な学びの場となっているのが特徴。学食を運営する「オリエンタルフーズ」と共に学生自身が調理~提供、メニュー紹介のデジタルサイネージの作成、SNSアカウント運用なども担当しています。
プロジェクトリーダーを担った食環境科学部の杉本結さんと経営学部の伊藤颯介さんは、「学食利用者の調査等を経て、酒粕の廃棄問題以前に、若者が日本酒についてあまり知らないことがわかり、プロモーション方法を実践で考える良い学びだった」(伊藤さん)、「先輩・後輩、学生・社会人など様々な立場の人が関わる難しさもあり、コミュニケーションの重要性を感じた」(杉本さん)。
食環境科学部食環境科学科 准教授 露久保美夏氏は、「食を専門的に学んでいる学生が主体になるからこそ、学食運営という実践の場が生きてくる。座学と実践でトライ&エラーを繰り返す中で、将来取り組みたいことの幅が広がるとよい」と話します。
550席を擁する学食は、地域の方など一般利用も可能。学びと実践を経て、日々進化する学食をぜひ体験してください。

◎東洋大学 朝霞キャンパス学生食堂「Umart!」
【営業時間】平日:11:00~15:00、土日:定休日
【住 所】埼玉県朝霞市岡48−1 朝霞キャンパス2号館1階
【アクセス】東武東上線「朝霞台」駅、JR武蔵野線「北朝霞」駅徒歩10分
https://www.toyo.ac.jp/
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