「アジアとの出会いは、料理人の創造性とアイデンティティを、さらに深める契機となる」。世界のミシュラン星付きシェフが集い、地元タイの食材を使った12皿のコースを披露したディナーイベントでシェフの一人はそう語った。
JOURNAL / WORLD
ミシュランスターシェフ12人がタイの食材を24時間で解釈する即興ディナー Thai [Bangkok]
PEOPLE / PIONEER
83歳。「体の中のいい引き出しを開けて、悪い引き出しは開けない」 生涯現役|神奈川・追浜「北原製パン」北原俊勝
世間では定年と言われる年齢をゆうに過ぎても元気に仕事を続けている食のプロたちを、全国に追うシリーズ「生涯現役」。超高齢社会を豊かに生きるためのヒントを探ります。
JOURNAL / WORLD
匂いは強烈、味わいは極上。豪州で広がるドリアンブーム Australia [Sydney]
東南アジアで「果物の王様」とも呼ばれるドリアン。品種によって味わいは大きく異なるが、マレーシア産の「ムサンキング」は、鮮やかな黄色の果肉と、ねっとりとした濃密な食感、甘さの中にほのかな苦味を感じるプレミアム品だ。
PEOPLE / INNOVATOR
小さな豆腐を、多少気を遣いながら準備すると 長尾智子さんの「今日も台所」第8回
食に関わる仕事を始めた頃から、縁あって菜食に触れることが多かった。マクロビオティックを基本にしたイタリア系料理で、確か地中海式ダイエットというものも流行り始めていたような時期(多分)だったから、野菜とフルーツ、穀物を使っての会やら、ケータリングは新しかったと言えるかもしれない。
FEATURE / MOVEMENT
「母なる大地は、何ひとつ無駄にしないのよ」 【フィンランド紀行】北の暮らしの体現者、イレーネ・カンガスニエミ
長らくヘルシンキの美術教師として勤めたのち、夫とともに北極圏に位置するラップランド・オウナス川沿いのサーレンキュラ地区で伝統工芸の工房を営むイレーネ・カンガスニエミさん。夏には森で何百キロものベリーを摘み、トナカイやムース(ヘラジカ)、魚の肉を加工して、冷蔵庫5台分に自家製の保存食を詰め込み、暗く長い冬に備えます。
「母なる大地は何ひとつ、無駄にはしないのよ」。あらゆる動植物と気候風土、先々まで見通す大自然の懐の深い考えに頷きながら、その恵みを余すことなく暮らしに使い切る。
北の暮らしの体現者です。
RECIPE
【食のプロの台所】夫婦で作った〝自分の台所〟 料理家・料理本作家 八須ナンシー
カリフォルニアに生まれ、埼玉県上川町で暮らす八須ナンシーさんの自宅を訪ねました。築70年の古民家で実現したのは、玄関を入ってすぐ、家族の気配とつながる台所。
RECIPE
甘くしない小豆の食べ方が新鮮!「小豆とパスタのスープ」 プラントベースの始め方67
肉や魚や乳製品に頼らずとも「おいしい」を作る“プラントベース(Plant Based)”な調理法をシェフに教わります。今回は、トマトとの組み合わせも新鮮な「小豆とパスタのスープ」を教わります。
RECIPE
熱々のオイルで魅惑のソースに「清蒸鮮魚」 ブルーフード・レシピ:「茶馬燕(ちゃーまーえん)」中村秀行さん
日本周辺でとれる水産物の魅力を再発見するレシピを紹介する連載「ブルーフード・レシピ」。今回は、熱々のオイルで香り高く仕上げる香港名物の蒸し魚「清蒸鮮魚(チェンチェンシンユウ)」です。
JOURNAL / WORLD
ストレスフリーな環境と年4回の健康診断。乳牛の役割を終えた牛たちのペンション Sweden [Hagshult]
ストックホルムから南へ約400kmの小さな町に、スウェーデン初の牛のペンションがある。ここでは、乳牛としての役割を終えた牛たちが、ゆったりとした時間を過ごしている。
JOURNAL / JAPAN
お茶作りの原理原則。「芯水」をいかにきれいに抜くか「和紅茶」 【熊本】 中田英寿のクラフト生産者を巡る旅#05
和紅茶を目にする機会が増えました。いまや、緑茶と並行して紅茶づくりを手がける生産者は珍しくありません。では、各地の和紅茶の担い手たちはどこを見据え、どんな味わいを探っているのでしょう。
熊本県芦北町の茶園「お茶のカジハラ」梶原敏弘さんは、釜炒り茶で培った技術をもとに、2009年に紅茶製造の試作を始め、2022年ロンドンの国際コンテストでベストインショーを受賞しました。萎凋の温度調整、乾燥の段階的な水抜きといった細やかな工程、そしてもっとも重視するのは茶葉の状態を五感で感じ取る、作り手の感覚です。
梶原さんのもとを、中田英寿さんが訪ねました。
RECIPE
低温火入れで1時間、ふっくら柔らか仕上げ「サバのオイル煮」 【DIYレシピ】「オルトレヴィーノ」古澤一記さん
普段買っている食べ物を、シンプルな材料と道具で作る「DIYレシピ」。今回は、ハーブの香りを移しながらふっくらと火入れした「サバのオイル煮」を紹介します。
RECIPE
干物と野菜を一緒に茹でてスープに「茹でた干し魚」
ブルーフード・レシピ:「マル・デ・クリスチアノ」佐藤幸二さん
日本周辺でとれる水産物の魅力を再発見するレシピを紹介する連載「ブルーフード・レシピ」。今回は、焼かない干物の食べ方「茹でた干し魚」です。
JOURNAL / JAPAN
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緻密な果肉、ふくよかな香り。山梨・大藤流仕立ての大玉の桃を訪ねて 早川宏 ×「LESS」<パティシエ編>
桃王国・山梨の中でも、粒揃いの大玉と極上の甘さで知られるブランド産地、甲州市塩山の大藤地区。この地で3代続く桃農家を営む早川宏さんを訪ねたのは、東京・恵比寿のペストリーショップ「LESS by Gabriele Riva & Kanako Sakakura」パティシエの坂倉加奈子さんです。
旬のフルーツを繊細に生かす坂倉さんが出会ったのは、主枝4本・弱剪定という独自の“大藤流仕立て”で育てられた、とびきり甘い大玉の桃たち。ぎゅっと濃密に締まった果肉から生まれる、さっくりとした歯ざわりの食感が、坂倉さんの創作意欲に火をつけました。
JOURNAL / JAPAN
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花は早く収穫は遅く。山梨・一宮の樹上完熟の桃を訪ねて 久津間紀道 ×「CYCLE」<料理人編>
肌を刺すような強い日差しが降り注ぐ夏のある日、念願だった桃農園に向かったのは、東京・大手町のフレンチ「CYCLE by Mauro Colagreco」ヘッドシェフ宮本悠平さんです。迎えたのは、山梨県笛吹市、桃界の巨匠と呼ばれる久津間紀道さん。
宮本シェフには、昨夏の終わりに考案した桃を使ったみずみずしい一皿があります。
ただ、仕入れる桃ごとに味が違い、仕上がりの味も違う。一口に「桃」といっても、日によって、香りや味、食感(硬さ)、そして形が微妙に異なることに「?」と首をかしげてきたと言います。
まだまだ知られていない桃の世界。そのナゾをこの際、解き明かします。