2023年に初の『ミシュランガイド』が刊行されたベトナム。2年連続一ツ星を獲得したレストラン「アクナ」を率いるのは、オーストラリア出身のシェフ、サム・エイズベットだ。

ガストロノミーへの期待が高まるベトナムで注目の豪州出身シェフ Vietnam [Ho Chi Minh City]

ピンチョスの街サンセバスチャンの“10戒”。地元民が選ぶ次世代に残したいピンチョスガイド Spain [San Sebastián]
オーバーツーリズムが押し寄せるスペインの美食の聖地、サンセバスチャンで、伝統的なピンチョスの品質を守るための団体が立ち上がった。伝統バルの店主などで構成され、10戒とも言えるピンチョスの定義を定めて毎年ガイドブックを作成、優良バルを紹介する。

【ようこそ発酵蔵へ】蔵付き酵母に任せて5年「豆味噌」 三重・鈴鹿「東海醸造」
江戸時代から300年以上続く「東海醸造」の豆味噌は、5年の時間をかけて作る東海三県限定の味。日本の伝統食を次代へつなぐ蔵、生産者を訪ねます。

78歳。「気持ち穏やかに作れば、お酒もおいしくなる」 生涯現役|高知・三原村「土佐三原どぶろく」齋藤鈴代
高知県宿毛市生まれ。農家を営む夫とともに、家畜飼育に始まり、30年にわたってタバコを栽培。農家の傍ら、「農家食堂 青空屋」を営み、夫婦の名前の漢字を組み合わせたどぶろく「元代」(げんだい)を製造販売(現在は販売終了)。2016年、村のどぶろく生産者が集って合同会社を設立。一緒に働く女性いわく、「鈴代さんは普段は穏やかやけど、言わないかんことはピシッと言うてくれて、頼りがいのある人」。

食感と香りでビールが進む「季節野菜の山椒オイル和え」 プラントベースの始め方48
肉や魚や乳製品に頼らずとも「おいしい」を作る“プラントベース(Plant Based)”な調理法をシェフに教わります。今回は、彩りのよい春野菜を軽めに火入れすることで食感を活かした一品。山椒と生姜の風味が食欲をそそります。

アメリカの地方料理とは?人気レストラン出身の3人が開いたルイジアナ料理店 America [New York]
昨年、NY・ブルックリンにオープンした「Strange Delight(見知らぬおいしさ)」という名前のルイジアナ料理店。歴史の浅いアメリカで見過ごされがちな地方料理にフォーカスし、強いアイデンティティを放ち人気を集めている。

洋ナシのようなジューシーな果実感「かんぴょうのコンポート」 フェーズフリーな食材レシピ:かんぴょう
乾物など長期保存できる食材は、使い慣れておけば災害時にも役立ちます。そんな「いつも」と「もしも」をつなぐ“フェーズフリー”な食材の活用法を紹介。今回は「かんぴょう」をコンポートに仕立てます。まるで洋ナシ!な果実感です。

営業はランチに特化。イタリア的“家族経営の店”の新フォーマットを模索する注目店 Italy [Milano]
イタリアの伝統である“家族経営の店”の新しい在り方を模索する新店がオープン。ディナーに重点を置く食習慣が未だ根強いイタリアで、潔くランチだけの営業、ディナーは週1日金曜日のみという形態に。「息の長い、遠くを見据えた店」を目指している。

三ツ星レストランと人気ショコラティエがコラボ。極上ショコラショーで優雅なおやつ時間 France [Paris]
M.O.F.ショコラティエのパトリック・ロジェとパラスホテル「ラ・レゼルヴ・パリ」が共作した、期間限定ショコラショーが大人気。バニラとオレンジフラワーが香るゴーフル&クレーム・フエッテ(泡立てたクリーム)とともに供される。

フードテックは何のためにあるのか?世界を目指す料理人が知っておきたい3つの視点
ガストロノミーとフードテック。イノベーティブなアプローチを模索する姿勢は共通するも、フードテックに距離を感じる料理人はまだ多いのではないだろうか。見逃せない動きになっているフードテックの今を3つの視点から見ていこう。

クラシックこそフランス料理の屋台骨 東京・東大前「マ プール」市岡徹也
モダンでコンセプチュアルなスタイルの料理が、世界的に高い評価を得る一方で、古典が培ってきたものを現代の食べ手に届けようと奮闘するシェフたちがいます。新世代クラシック料理人は伝統の味の表現も、皿のプレゼンテーションも昔をなぞるばかりでなく、時代と向き合いながら、進化をしています。そんな磨かれ続ける「絶対美味」の舞台裏を紐解きます。初回は東京・東大前「マプール」市岡徹也シェフ。

火入れで引き出すアーモンドの深い味わい「クロッカン・オ・ザマンド」 フェーズフリーな食材レシピ:アーモンド
乾物など長期保存できる食材は、日頃から使い慣れておけば災害時にも役立ちます。そんな「いつも」と「もしも」をつなぐ“フェーズフリー”な食材の活用法を紹介。今回はアーモンドをたっぷり使ったクリスピーな「クロッカン」です。

素朴に育てた小麦で作る、食事に合う食パン「国産小麦の食パン」 [兵庫]未来に届けたい日本の食材 #50
「山のパン屋 ダディーズベーカリー」は、アメリカ中西部でよく見る昔風のバーン( 納屋)のような造り。
建物は店主・村井文仁(ぶんじ)さんが手がけたものです。この店の自慢は「一尺二寸」という細長い食パン。農薬・化学肥料不使用で自家栽培し、天日干しまでした小麦の風味は、食事パンに最適です。

【日本料理の新潮流】フランスと日本、2つの文化を糧に花咲くアイデンティティの料理 西麻布「氣分」
「日本料理の本当の姿と包丁の技術、特に魚の技術を知りたくて、日本に行きたいと思った」と話すユーゴ・ペレ=ガリックスさんは15歳から料理人として生きてきた。「極上のボーダレス」と表現されるその料理の世界観を、彼自身の言葉を手掛かりに覗いてみた。