パリでは今、ヴィーガン料理のガストロノミー化が進行中! France [Paris]

ベジタリアンやヴィーガン料理の需要が世界的に高まっているが、パリも例外ではなく、比較的カジュアルなレストランが増えてきている。そんな中、2025年夏、ミシュラン三ツ星を得るアラン・パッサールの「アルページュ(L’Arpège)」が完全ヴィーガン料理に転向し、大きな話題になった。 同年秋にオープンした「ヴィヴィド(Vivide)」も、ガストロノミーなヴィーガン料理を提案する注目の新店だ。オーナーのジェレミー・グロディディエは、カジュアルなヴィーガン料理ビストロ「プリスティヌ(Pristine)」で人気を得ており、2軒目となるヴィヴィドでは、よりガストロノミーな料理を考案している。 野菜やキノコ、シリアルなどの素材を、燻製、発酵、塩釜焼き、炭火焼きなどの技術を使って、香りや風味を印象的に表現。香ばしく焼き上げた燻製バターナッツには、味噌とごまのソースとカリカリに焼いたバターナッツの種を添えて。サラダ菜のグラニテには、ナスタチウムの花とエシャロットヴィネガーの酸味を加えるなど、風味や食感、温度の組み合わせも絶妙だ。 独創的で洗練されたヴィーガン料理を求める人々で、毎夜賑わうヴィヴィド。フレンチガストロノミーの新たな魅力を感じられる店だ。

実はキャンプ飯で大活躍 メキシコのフラットブレッド「フラワートルティーヤ」 アウトドアレシピ06

アウトドアの新メニューに加えたい、外でも作りやすく、家でもリピートしたくなる味を人気店に習います。今回は、タコスでおなじみ、メキシコの「フラワートルティーヤ」のレシピを紹介します。皿代わりになり、アウトドアで重宝するアイテムです。

デジタルを完全にシャットアウトして、味わう食事の味は? オフライン料理教室が人気 Germany [Berlin]

意外なようだが、ドイツのインターネット利用時間は非常に長い。強制的にでもネットから離れて過ごす時間が欲しいという人は増えているようで、近年、デジタルデバイスを預けて別のことをする“オフライン”イベントが数多く企画されている。

スペインのおふくろの味。2026年の最優秀生ハムコロッケ賞決定! Spain [Madrid]

スペイン国内に数々の料理賞あれど、マドリード・フュージョン会期内に行われる最優秀生ハムコロッケを決めるコンクールは、毎年白熱の戦いになる。スペイン人が認める「良い店」は、この生ハムコロッケとトルティーリャパタタ(ジャガイモ入りオムレツ)で力量を図るのが通常だ。

【連載】日本で学び、日本で花開く、韓国の才能 第2回 東京「JONGJI(ジョンジ)」

第2回の主役は、2003年に辻調理師専門学校を卒業した、東京「JONGJI (ジョンジ)」のキム・スジンさん。スジンさんの料理は、韓国の伝統調味料作りから始まります。「JONGJIのキムチと料理が処方箋」と言って憚らない常連も多い、スジンさんの「きれいな味」の作り方とは?

アペロはLess is moreで 長尾智子さんの「今日も台所」第4回

怪しい世界情勢に円安、物価高、おかしな気候の真っ只中で暮らす私たち。誰でも疲労感のある毎日だから、その中でキラッと輝く「何か」を見つけるのは難しいものとは言え、一日の単位を短く刻んで見てみれば、脱力して息を吐けるような時間の隙間は近くにあるものだ。 春も来たことだし、そんな落し物や探し物のような気分の良いものを見つけ出せないかと、長くお休みしていた「今日の台所」を1字だけ「今日も台所」と改めて始めようと思います。そう、相変わらず今日も台所にいるのです。 すっかり出不精になったのは、誰もが思い当たるようにコロナ禍以降であることは確かで、後で思い返せば、2020年以降の行動範囲がどれだけ狭くなったかに驚くが、内向きに暮らすのは未だ尾を引いていて、今となっては2019年までの取り散らかしたように出かけていた生活など到底出来ないし、したくもなくなった。 東京にいても、びっくりするほどの朝の清々しさや、どこか山の近くにいるのではないかと思うような鳥の声、ひっそりとしているのはマイナスばかりではないから、少し人混みを離れて一人静かに過ごしたい人も随分増えたように見える。一人でいる心穏やかな時間をやっと発見した、大切さに気づいたということか。 私もその一人で、ぼんやりすることが増えてそれも悪いことではないとつくづく思う。