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RECIPE

アヒルストアの名作を野外で楽しむ!

「タコとアボカドのサラダ」

アウトドアレシピ01

2021.10.28

アヒルストアの名作を野外で楽しむ! 「タコとアボカドのサラダ」 アウトドアレシピ01

photographs by Hide Urabe

連載:アウトドアレシピ

同じ料理でも、屋内で食べる味とまったく違って感じられるのが、アウトドアグルメの魅力です。制約のある屋外調理でも、食材選び、家での下準備、持ち運び容器などの工夫で満足度の高い料理を楽しむことができます。アウトドアの新メニューに加えたい、外でも作りやすく、家でもリピートしたくなる味を人気店に習います。

目次






サロン・デュ・ショコラ

教えてくれたシェフ:「アヒルストア」齊藤輝彦さん

齊藤輝彦さん 東京・富ヶ谷のワイン酒場「アヒルストア」店主。大学卒業後、設計事務所、弁当屋台「スター食堂」、ワインショップ勤務を経たのち、元点心師の妹の和歌子さんと共に2008年現店開業。「タコとワサビで少し刺身っぽさもあるので、アウトドアでは新鮮かも」

東京・富ヶ谷のワイン酒場「アヒルストア」店主。大学卒業後、設計事務所、弁当屋台「スター食堂」、ワインショップ勤務を経たのち、元点心師の妹の和歌子さんと共に2008年現店開業。「タコとワサビで少し刺身っぽさもあるので、アウトドアでは新鮮かも」


ドレッシングは小瓶に詰めて振るだけ。

作り慣れている味であっても、いつもと違う場所で再現しようとすると実際は勝手が違ってくるもの。道具の制約、持ち運べる調味料の限界・・・。味の再現性を高めるには、時に思い切ったやり方が功を奏する。

「店ではまとまった量を仕込むので、乳化が進みやすいよう合わせる順番も決まっています」という齊藤さんのドレッシング。「でも1回分なら、小瓶を利用してポータブルにしましょう。ホイッパーも必要ありません」。店の味をきっちり担保するため計量は死守。現地に着いたらワサビを加えてシェイクするだけ。「分量はアボカド1個分で算出しています」。再現性は約束されたも同然。失敗しようがないこの安心感も、アウトドア料理には一品ほしい。

【アウトドアに使えるテクニック】 時間の経過で風味が飛ぶワサビ以外は、ドレッシングの材料を自宅で小瓶に詰め、運ぶ道具も調味料も必要最低限に。自宅で少量作りたい時にも小瓶は便利。

【アウトドアに使えるテクニック】
時間の経過で風味が飛ぶワサビ以外は、ドレッシングの材料を自宅で小瓶に詰め、運ぶ道具も調味料も必要最低限に。自宅で少量作りたい時にも小瓶は便利。


「タコとアボカドのサラダ」材料と作り方

「タコとアボカドのサラダ」材料と作り方

【材料】(一皿分)
茹でダコ・・・120g
アボカド・・・1個(150g)

<ドレッシング>
オリーブ油・・・16g
醤油・・・6g
レモン汁・・・6g
ニンニク・・・0.4g
ワサビ・・・2g

<自宅での準備>

【1】スケールに小瓶をおき、オリーブ油と醤油を計量しながら入れる。

【1】スケールに小瓶をおき、オリーブ油と醤油を計量しながら入れる。

【2】レモン汁(約1/6カット分)とすり下ろしたニンニクを加える。蓋をしてこの状態で現地へ。
【2】レモン汁(約1/6カット分)とすり下ろしたニンニクを加える。蓋をしてこの状態で現地へ。

【2】レモン汁(約1/6カット分)とすり下ろしたニンニクを加える。蓋をしてこの状態で現地へ。

<現地での作業>


【3】アボカドは半分に切って種を取り、縦に3等分、さらに3等分に切る。タコはアボカドの大きさに揃えて切る。

【3】アボカドは半分に切って種を取り、縦に3等分、さらに3等分に切る。タコはアボカドの大きさに揃えて切る。

【4】和える直前に、小瓶に用意しておいたドレッシングにワサビを加える。

【4】和える直前に、小瓶に用意しておいたドレッシングにワサビを加える。

【5】瓶をよく振って乳化させる。

【5】瓶をよく振って乳化させる。

【6】ボウルに合わせたタコとアボカドに加える。

【6】ボウルに合わせたタコとアボカドに加える。

【7】ヘラで全体を大きく混ぜて和える。

【7】ヘラで全体を大きく混ぜて和える。


【8】完成

【8】完成

東京・富ヶ谷「アヒルストア」の店舗情報


◎アヒルストア
東京都渋谷区富ヶ谷1-19-4
☎03-5454-2146
15:00~21:00 
水、日曜休
東京メトロ代々木公園駅より徒歩7分

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため要請に合わせて営業時間が変わることがあります。

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