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パリの人気料理家・室田万央里さんによるヴィーガンレシピ本『パリの菜食生活』発売

2022.11.29

パリ在住の料理人、室田 HAAS 万央里さんの新刊『パリの菜食生活 ふだんづかいのヴィーガン・レシピ』(青幻舎刊・¥2,200)が刊行されました。

この本を手に取った人は必ずや、食材のパワーみなぎる料理写真に圧倒されて、次々とページをめくり、生唾を飲み込むはずです。思わず「これがヴィーガン?」と聞きたくなるほど、制約や抑制、禁欲といった言葉からほど遠い奔放さに溢れています。

コロナから逃れた旅先のキッチンで、無性にうどんが食べたくなって手の感覚を頼りに麺を打ち上げた時、「秤がないと作れないとずっと、ずーっと思っていた粉もの料理の呪縛から解き放たれた」と語るように、万央里さんの料理は既成の枠組みや思い込みから解放されています。親やそのまた親から受け継いだものをベースとしながら、異国の地で仕入れた味や調理法を盛り込み、フランス人のパートナーと共に娘のマエちゃんを育てる中で生み出してきたからでしようか、世代を超え、洋の東西を超えて、プリミティブでユニバーサル。
ヴィーガンの理念にもまして日頃の暮らしに役立つ超現実的なレシピでもあるのです。

まずは料理を作る前に、レシピの合い間合い間に差し込まれた万央里さんの文章から読んでください。気負いなく語られる食の本質を突く言葉の数々は、どんな社会活動家の言葉よりも説得力があります。

(推薦文:君島佐和子)

室田 HAAS 万央里(ムロタ ハース マオリ)さん。17歳でNYに移り住んだ後、2003年に渡仏。ハム好きな4歳の娘、ほぼベジタリアンな夫と暮らしながら「みんなが喜ぶヴィーガン料理」をInstargramで発信。©️HUGO HAAS

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