進化した「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離」が発売に。
2022.07.11
新時代の酒造りに邁進してきた旭酒造(山口県岩国市)が、「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離」の造りを進化させ、2022年7月から販売をスタートしました。精米歩合23%の山田錦で作るフラッグシップ「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」のもろみを遠心分離機にかけ、純米大吟醸の香りやふくらみを際立たせた銘柄。
2000年、清酒業界において商業ベースでは日本で初めて旭酒造が導入した遠心分離機は、1分間に3000回転する遠心力で圧をかけずに搾ることで繊細な味を際立たせる反面、透明感が出すぎるため、これまではヤブタ式(両側から圧力を加えるろ過方法)の酒をブレンド。しかしながら、麹造りと発酵管理を緻密にコントロールすることで、遠心分離で搾った酒のみで透明感と香りや甘味など味わいの幅を両立できるようになりました。澄んだ味でありながら、奥行きのある華やかな香りを楽しむことができます。
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