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UMITO Partnersが「たべてつくる、おいしい漁業」をコンセプトにECサイトオープン

2024.02.19

「ウミとヒトのポジティブな関係をつくる」をパーパスにコンサルティング事業等を行うUMITO Partners(ウミト パートナーズ)が、「たべてつくる、おいしい漁業」をコンセプトとした水産加工品『UMITO SEAFOOD(ウミト シーフード)』の販売を開始し、ECサイトをオープンした。

「オーガニック」の一言で共通理解がある農産物と比べ、水産物は何をもって「エシカル」「サステナブル」なのかがわかりにくい。そこで、UMITO Partnersでは、サステナブルな漁業を目指して海を守る漁師を応援し、消費者一人一人が海へのポジティブな影響をつくりだすことができるtoC向け事業に着手。その皮切りとして、2月8日に発売したのが、「北海道苫前町のミズダコをつかったレモンバジルのパスタソース」1,400円(税込)と「鹿児島県江口浜のツキヒガイと北海道苫前町のミズダコのアヒージョ」1,500円(税込)だ。

人口減少や高齢化が進む北海道苫前町にとって漁業のサステナビリティは地域の存続に必要不可欠。2019年からUMITO Partnersは約30人の地元漁師とデータを記録し、海中のミズダコの数に応じた管理を行なってきた。2商品ともにそのミズダコが使われている。
パスタソースには粗挽きにしたミズダコをたっぷり使い、バジルの爽やかな香りとレモンのアクセントとして、ミズダコの旨味を引き立てている。
もう一品のアヒージョは、鹿児島県の東シナ海に面する日置市・江口浜で、生態や海にいる数を調べ守り育てながら漁をする佐々祐一さんと仲間たちが捕獲したツキヒガイをメインに使う。県外への流通の少ないツキヒガイが贅沢にも丸々2個入っている。濃厚な旨味が溶け出したオイルは、パンにつけてよし、パスタに絡めてもよし。

鹿児島県江口浜のツキヒガイと北海道苫前町のミズダコのアヒージョ。旨味の溶け出したオイルは野菜に絡めてもおいしい。ご飯を加えてリゾットにも。

UMITO Partnersは、サステナブルな漁を営む、または営もうとする漁師を支えることを大切にしながら、海と人の豊かさの実現に貢献してきた。2023年には、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対するアメリカ発の国際的な認証制度「B Corp認証」を取得。B Corpの5つの観点(ガバナンス、従業員、コミュニティ、環境、顧客)の中でも、特に漁師との協働を通じて、海の環境にポジティブなインパクトを与えていることが評価されている。ECサイトのオープンは、そこに消費者が参加できる取り組みとして期待が寄せられている。

(「料理通信」のNewsコーナーでは、食に関する新商品やサービス、イベント情報をお届けします)


◎UMITO SEAFOOD 
https://umitoseafood.com/

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