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大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」が「EARTH FOODS 25」を発表

2024.03.25

大阪・関西万博のシグニチャーパビリオン「EARTH MART」が「EARTH FOODS 25」を発表

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)シグネチャーパビリオン「EARTH MART」(テーマ事業プロデューサー・小山薫堂氏)は、地球の食の未来をより良くするための日本発の食材・食品・知恵・技術を「EARTH FOODS 25」として発表した。

長い年月をかけて、自然との共生の上に築かれてきた日本の食文化には、様々な知恵や技が詰まっている。森と海に恵まれた風土や湿潤な気候によって育まれる多様な動植物とその活かし方、微生物の働きを利用した発酵文化などは、世界に共有することで、地球が抱える課題解決に貢献し得る。

「EARTH FOODS 25」はそのためのリストで、選定には、小泉武夫、村田吉弘、門上武司、辻芳樹、外村仁、野村友里、石川伸一、大屋洋子、小山薫堂(敬称略)の各氏があたった。

なお、選定は次の「10の視点」に基づいている。
栄養的な視点:栄養価が高い、健康に必要な栄養素が含まれている
環境配慮の視点:地球環境に悪影響を与えない、良い影響を与える持続性の視点:安定供給できる、未利用食材を有効活用できる
多様性の視点:食べる人を選ばない、多様な料理に使用できる
倫理的な視点:ヒトや動物等の身体的・心理的状態への配慮(アニマルウェルフェア、フェアトレードなど)
経済的な視点:比較的入手しやすい、コスト負担が少ない
嗜好的な視点:食べておいしい、料理をおいしくする
文化的な視点:日本の歴史、伝統、食文化に根差している
汎用性の視点:食べ方にバリエーションがあり、料理に使いやすくアレンジしやすい
情緒的な視点:食べる人の気持ちを豊かにする

「EARTH FOODS 25」
1.米粉 / 2.餅 / 3.豆乳 / 4.高野豆腐 / 5.あんこ / 6.大根 / 7.わさび / 8.山椒 / 9.かんぴょう / 10.こんにゃく / 11.抹茶 / 12.香酸かんきつ / 13.梅干し / 14.椎茸・干し椎 茸/ 15.昆布 / 16.わかめ / 17.海苔 / 18.寒天 / 19.ふぐ / 20.すり身 / 21.鰹節 / 22.麹・麹種 / 23.日本酒・本みりん / 24.しょうゆ・みそ / 25.野菜の漬物/

大阪・関西万博のシグニチャーパビリオン「EARTH MART」が「EARTH FOODS 25」を発表

シグネチャーパビリオン「EARTH MART」は、食といのちの循環に触れ、未来へのヒントと出会う空想のスーパーマーケット。

「EARTH MART」では、「EARTH FOODS 25」を広く世界に伝えるため、「EARTH FOODSのパッケージデザイン」を一般公募して選定したものを具現化、パビリオンで展示する。また複数の料理人と「EARTH FOODSのお弁当」を作り、コンセプト展示を行なう予定だ。


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