テーマは凝縮&ミニマル、期待の新世代フレンチ「Saucer」
2021.11.04
骨も皮も捨てずに素材の持ち味を丸ごと「凝縮」させ、一皿にのせる。そんなフランス料理の真髄を継承する新店「Saucer(ソーセ)」が10月1日、東京・恵比寿にオープン。シェフを務める郡司一磨さんは、神楽坂「ラ・トゥーエル」、銀座「ラ・トゥール」で清水忠明シェフに3年間師事した後、渡仏。リヨンの一ツ星やパリで1年経験を積み、帰国後は銀座「エスキス」などで腕を磨いてきた。
店名の由来は、「ソースをかける」「ソースをぬぐいとる」という意味のフランス語で、10皿前後のコースはポーション控えめ、トリプルコンソメのクリアな旨味を背骨に、ソースの醍醐味を堪能できる。ボルドーやブルゴーニュワインがぴたりと寄り添う王道フレンチでありながら食後は軽やか。クラシックな技をもつ新世代フレンチに期待したい。
(写真)コースより「毛蟹のフリット ワタリガニのアメリケーヌソース」。温もりのあるフランスの絵付けの皿は、郡司シェフ自らセレクト。
◎Saucer(ソーセ)
東京都渋谷区恵比寿西2-7-10 えびす第3 B1F
☎03-6712-7713
18:00~20:30LO
日曜休
※4~8名での1日1組で営業
コース¥16,500、グラスワイン¥1,800~、ワインペアリング¥8,800~