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プロヴァンスの名門シャトーが開発。ワイン好きを魅了するノンアルコールワイン「NOOH(ヌー)」

2025.05.29

茶葉や抽出法にこだわったティーペアリング、スパイスやハーブの香りを巧みに操るノンアルコールカクテル。レストランにおけるノンアルコールドリンクが多様化する中、王道の進化を感じる新たな選択肢が「NOOH(ヌー)」。フランス・プロヴァンス地方で1682年からワイン造りを手掛ける名門「シャトー・ラ・コスト」が、ワイン好きのために3年にわたる研究を経て発表したノンアルコールワインだ。

ノンアルコールワインと聞くと、甘い、抑揚のない、どこか味気ないイメージをワイン好きほど抱くだろう。しかしNOOHは、グラスを鼻に近づけた時の香り、口に含んだアロマが違和感なく調和し、食事が進むことに驚く。秘密は減圧蒸留によってアルコールを取り除くプロセス。プロヴァンスの太陽を浴びたブドウ果汁を、温度管理されたステンレススチールタンクで澱と共に熟成した白ワイン、ロゼワインから、35~40℃の低温でアルコールを蒸発させる。すると、ワインを変質させずにアロマを保持できるという。

「NOOH」という名前は、アルコールを飲まない人のための“NO”とアルコールの化学記号“OH”を組み合わたと同時に、フランス語の“nous(私たち)”を思わせる響きを持つ。
プラントベースが誰もが食卓を共に囲める選択肢であるように、進化したノンアルコールワインの登場は、ワインを飲む人も飲まない人にも朗報だ。

「NOOH」はスパークリング・ロゼ、スパークリング白、スティルのロゼ、スティルの白の4種を展開。白はソーヴィニヨン・ブラン100%、ロゼはグルナッシュ・シラー・カベルネ・サンソーのブレンド。
シャトー・ラ・コストの敷地内に建つ「ヴィラ・ラ・コスト」の姉妹ホテルとして、2021年に京都・祇園にオープンした「The Shinmonzen」。そのシグニチャーレストラン「Jean-Georges at The Shinmonzen」で、NOOHのスパークリング・ロゼに合わせた一品。グリーンアスパラガス、モリーユ茸のクリームソース。
「Jean-Georges at The Shinmonzen」のシェフ、ハナ・ユーン氏は韓国出身。幼い頃から料理人を志し、高校卒業後にNYの料理学校「CIA(Culinary Institute of America)」に入学。卒業後、NYの「Jean-Georges」で8年間経験を積み、2023年の京都店オープンにあたりシェフに就任。今年『ミシュランガイド京都・大阪2025』で一ツ星を獲得した。

◎NOOH(ヌー)問い合わせ先
TEL 050-4560-5077

◎The Shinmonzen
https://theshinmonzen.com/jp/

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