炭の熾火で作る放置レシピ
「丸ごとズッキーニの蒸し焼き チーズ和え」
アウトドアレシピ10
2022.07.14
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photographs by Masahiro Goda
連載:アウトドアレシピ
同じ料理でも、屋内で食べる味とまったく違って感じられるのが、アウトドアグルメの魅力。今回は、自宅の庭やベランダで楽しむ七輪を使ったレシピを紹介。もちろん、BBQの焚き火でも作れますよ。
教えてくれたシェフ
東京・渋谷「チョンプー」森枝幹さん
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森枝幹(もりえだ・かん)さん
2019年11月、ガストロノミータイ料理「Chompoo(チョンプー)」を開店。「食文化の価値体系を拡げる」べく、シェフ活動を旗艦に、店舗プロデュースや社員食堂の監修、未利用魚の商品開発など精力的に活動。
じわじわ火入れ。炭の熾火だからこそ、の放置レシピ
忙しい日常の合間、都心のわずかひと坪で当意即妙に「庭キッチン」を広げ、屋外ならではの食体験を満喫する森枝幹さん。プリミティブかつクリエイティブ、おいしくてストレスフリーな楽しみ方。丸ごとズッキーニの炭火焼きは、熾き炭の横に埋めて放置するだけ。20分ほどでほっくりと仕上がります。丸ごとじんわりと火を入れたズッキーニは、みずみずしさをたっぷり湛えた優しい味わい。そのまま食べてもおいしいけれど、ひと工夫して、チーズやフルーツの酸、ハーブの華やかな香りが織り重なる繊細な味わいを楽しんで。
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【庭グルメに役立つ道具】
七輪は「さっと炙る」調理に本領発揮。森枝さんは日々使いたいので小さい角型七輪を愛用。炭火を手軽に楽しめる。「Weber」などからもいいものが出ている。
「丸ごとズッキーニの蒸し焼き チーズ和え」材料と作り方
【材料】
ズッキーニ・・・2本
フレッシュリコッタ・・・大さじ2~3
塩、オリーブ油・・・各適量
ブルーベリー、ミント、バジル・・・各適量
【1】ズッキーニをホイルで包む。
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【2】炎が収まって熾火になった炭を片側半分に固めてスペースを作り、空いたスペースに【1】を入れる。
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【3】20分程でほっくり仕上がる。取り出してホイルをむく。
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【4】塩を振り、オリーブ油をかける。リコッタを添える。
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【アレンジバージョン】
蒸し焼きしたズッキーニを一口大に切り、リコッタ、ブルーベリー、ミント、バジルを好みで添える。丸ごとじんわりと火を入れたズッキーニは、みずみずしさをたっぷり湛え、チーズやフルーツの酸、ハーブの華やかな香りが織り重なり、繊細な味わいに。
◎Chompoo(チョンプー)
東京都渋谷区宇田川町15-1
渋谷パルコ4F
☎03-6455-0396
11:30~16:30、17:00~20:30LO
不定休(パルコ休館日に準ずる)
各線渋谷駅より徒歩6分
Instagram:@chompoo_shibuya
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗に確認してください。
(雑誌『料理通信』2020年10月・11月合併号掲載)
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