日本 [山形]
TSURUOKA TOPICS~食の魅力が際立つ、鶴岡~
2017.11.17
※ユネスコ食文化創造都市とは加盟する都市が国際ネットワークの中で連携して創造的な地域産業の振興と文化の多様性保護、世界の持続的発展への貢献を目的に、ユネスコが2004年に創設。鶴岡市は食分野では日本初のユネスコ創造都市として2014年12月に加盟が認定された。
鶴岡市は平成26年12月、日本の都市で初めてユネスコ食文化創造都市(※)に加盟しました。
鶴岡市は、山、平野、川、海という変化に富む独特の地形と、四季の変化が豊かに感じられる自然環境を背景に豊かな食文化が育まれてきました。世代を超えて継承されてきた「生きた文化財」と呼ばれる在来作物が約50種類も継承されていることや家庭には多様な郷土食や行事食が受け継がれているとともに、出羽三山では山伏が伝えてきた生きるための食として精進料理が発達しているなど、地域固有の様々な食に恵まれています。こうした多様な食が普段から地域の生活の中に溶け込み、また現代の人々の手で新たに創意工夫されていることが鶴岡の食文化の大きな特徴となっています。
つるおか食文化市場「FOODEVER」オープン!
Photograph by Hide Urabe
平成29年7月、鶴岡駅前につるおか食文化市場「FOODEVER」がオープンしました。飲食店、マルシェ、観光案内所が一堂に会する複合施設です。鶴岡の多様な食を観光客など多くの方々に楽しんでいただき、さまざまな観光要所に出発する拠点となることを期待されています。
FOODEVERは「駅前から鶴岡を元気にしていきたい」と、FOODEVERの構想段階から助言を行ってきた「アル・ケッチァーノ」奥田政行シェフの地域に対する思いが込められています。鶴岡の食材をふんだんに使ったリストランテ「ファリナモーレ」をはじめ、13の個性的な店舗が揃います。各店個別の運営ではなくそれぞれが強固に連携しているが特徴で、使用する食材も各店が店の垣根を越えて共有することで、フードロスの軽減も実現し人材確保・育成の協力体制も万全。FOODEVERは鶴岡の地域経済を活性化させる取組としても機能しています。鶴岡の食の魅力を一度に愉しめる、この情報発信拠点に行ってみませんか?