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2012年、英国で始まった「デス(死)・カフェ」。死について他人と明るい環境で話したい人が集まるイベントで、米国や豪州にも浸透中だ。
2014年12月、シドニーで5回目のイベントの開催場所となった「ブラック・トースト」は、ベーコンバーガーが人気の市内外れのレトロなカフェ。客席数は120席とシドニーの典型的なカフェより大きいので、様々なイベントを開催する店だ。オーナーのジェレミ・ヨッケル氏は、「“死”という、タブー視されながら人間として向き合わなくてはならないテーマについて、皆で話し合える場所を提供したかった」と話す。
2時間10ドルの参加費を払った参加者の中には、毎日、死と対峙する看護師のほか、普通の銀行マン、ライターの卵や葬儀屋など、年齢もバックグラウンドも様々。「焼きたてのマフィンを頬張りながら、人のトラウマ話を聞くのはちょっと違和感」などという声もあるが、参加者全員が友人には話せないことを「明るく話せてよかった」と言うから、需要はまだありそうだ。
(『料理通信』2015年3月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Black Toast
3 Booth Street, Annandale, NSW 2038
☎ +61-2-9571-4442
6:00~17:30 (土曜、日曜は7:00~)
無休
開催スケジュールは「デス・カフェ」サイト
( http://deathcafe.com/ )で。
text & photograph by Akiko Mori Ganivet
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