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JOURNAL / 世界の食トレンド

Paris [France]

受注生産で食品ロスをゼロに。気鋭の女性シェフが営むパティスリー

Mar 10, 2022

text by Yukino Kano / photograph by Cécile Buban

クレール・エイッツレー(Claire Heitzler)は、「リッツ・パリ」、「ラデュレ」などでシェフパティシエを務めたフランス屈指のパティシエール。2021年11月、パリの隣町ルヴァロア・ペレに、満を持して「クレール エイッツレー&プロデュクトゥール(Claire Heitzler & Pruducteurs)」をオープンした。

店の特徴は“デジタル&エシカル”。サイトでの予約注文をもとに菓子を製造し、廃棄をゼロに。食材は、以前から懇意にする国内生産者のものが主で、生産者とのコミュニケーションを大切にする。例えば、冬が旬の柑橘を使おうと考えたら、生産者とコンタクトを取り、いつ頃、どの種類が完熟収穫期を迎え、どれくらいの量が得られるかを把握し、それに合わせてレシピを考えることで、生産者や環境にベストな菓子づくりを実現している。他にも、パッケージ類はプラスチックフリーで、国内メーカーを利用して物流を効率化。デリバリーは自転車を利用してCO2削減にもしっかりコミットする。

食材の旬や季節のイベントに合わせて変わっていく菓子は、タルトやパティスリー、ケーク、アイスデザートなど常時10種強で、旬の果物のコンフィチュールなども。エコと美味を持ち合わせるスタイルは、今後、パティスリーの主流となっていくだろう。

(写真)パートシュクレに、ライムマーマレードが香るアーモンドクリーム、レモンクリーム、ライム果肉、メレンゲを重ねた「タルト・オ・シトロン・ムラング」(小6.5ユーロ)。



◎Claire Heitzler & Pruducteurs
9 rue du Parc 92300 Levallois Perret
https://www.patisserie-claire.com

*1ユーロ=130円(2022年2月時点)

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