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フランス料理界の名門「アピシウス」の40周年アニバーサリーメニュー

2023.04.17

日本のフランス料理界の至宝とも言えるレストラン「アピシウス」が今年、40周年を迎える。
1970年代後半から1980年代前半にかけての東京では、本場フランスで修業したシェフたちが次々と店を構え、街場のフレンチが一気に花開いた。その極めつけとして1983年にオープンしたのが「アピシウス」。最上の食材を入手するため北海道に牧場を持ち、レストラン空間の一角に食前のひとときを過ごすウェイティングバーを設け、ダイニングにはアンドリュー・ワイエス、ベルナール・ビュッフェ、モーリス・ユトリロなどの絵画が花を添え、初代料理長を三ツ星トロワグロで研鑽を積んだ高橋徳男氏が務めた。今、料理長を務めるのは氏の薫陶を受けた岩元学シェフ。高橋氏のスピリットを受け継ぐ料理の数々は正統派、ワインコレクションの厚みは比類ない。40年間、脇目もふらずただひたすらに、フランス料理とは何か、レストラン文化とは何かを追求し続けてきたありようがいぶし銀の輝きを放つ。

4月から、40周年を記念するアニバーサリーメニューが四季折々に登場。旬の食材をふんだんに使って岩元学シェフが趣向をこらしたコースを用意する。春は、アワビ、春キャベツ、モリーユ茸、ホワイトアスパラガスなどがフィーチャーされるが、スペシャリテ「小笠原母島産青海亀のコンソメスープ、シェリー酒の香り」も組み込まれている。

(TOP写真)アニバーサリーコースから、「国産鮑のキャベツ包み、ブルゴーニュ風」

アニバーサリーコースから、「国産黒毛和牛リブロースのポワレ、ホワイトアスパラガス添え モリーユ茸のソース」


◎アピシウス
東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館B1
☎03-3214-1361(営業日のみ10:00~)
11:30~13:30LO、17:30~20:30LO
日曜休
http://www.apicius.co.jp/index.html
アニバーサリーコース 一人¥44,000(税込・別途サービス料12%)

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