四川料理のソースとワインに酔う、新生「飄⾹(ピャオシャン)」が広尾にオープン
2022.08.04
本場、四川の伝統の技と味を、忠実に伝えるレストランとして高い支持を得る「飄⾹(ピャオシャン)」グループオーナーの井桁良樹シェフ。本店の老朽化に伴い、広尾に移転した新店では心機一転、料理人としてさらなる高みを目指すべく、おまかせコース1本、オープンキッチンに立つのは井桁シェフ一人という、ラボのような環境で料理に没頭する店を開いた。
四川伝統の調理法に加え、日本の食材の魅力の引き出し方や薬膳の知識といった、自身がこれまで培ってきた経験と技術を昇華させたコースは、一皿ごとにだしの取り方を変え奥深いソースに仕上げるなど、かけられた手間と時間に圧倒される。
長年、井桁シェフの料理を間近に見てきたソムリエが選ぶワイン、中国茶をベースにしたノンアルコールカクテルのペアリングと共に、”ここでしか味わえない四川料理”を堪能したい。
(写真の料理)
「松雲(ソンユン)」と題した写真の料理は、四川伝統料理「肝油海参」(豚レバーとナマコの煮込み)を進化させた一品。大分冠地鶏のムースと白レバーを皮付き豚すね肉で巻き、海鼠とともに豚肉とムール貝のソースを合わせた。豚肉とムール貝の組み合わせは清代の『随園食単』にも掲載されている。景徳鎮の器はシェフがデザインし、特注したもの。
◎飄⾹(ピャオシャン)
東京都渋⾕区広尾5-19-1 HIROO VILLAGE 1F-2
18:30より⼀⻫スタート(18:00より⼊店可能)〜22:30Close
日曜、⽉曜休
おまかせコース¥24,200
ワインペアリング¥15,000、ノンアルコールペアリング¥8,000
16席
<2日前までの完全予約制>
☎ 03-6277-2141(受付時間11:00~15:00)
(「料理通信」のNewsコーナーでは、食に関する新商品やサービス、イベント情報をお届けします)
「飄⾹」の予約サイト(3カ月先まで)