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日本の古都でアルゼンチン出身シェフの肉焼きを堪能

フォーシーズンズホテル京都「エンバ・キョウト・チョップハウス」

2024.07.10

日本らしさを求めて多くの外国人観光客が訪れる京都は、今、もっともコスモポリタンな都市といえるかもしれない。
800年の歴史を超えて守り継がれる平重盛ゆかりの庭園を、ぐるりと抱えるように建つ「フォーシーズンズホテル京都」。テラス席から3000㎡の広大な池と樹々を眺めていると、平安時代とつながるような錯覚を覚えるが、絶好のロケーションを背景にホテルを生き生きと盛り立てているのは、フランス出身の女性GMファニー・ギブレ氏をはじめ、国際色豊かなホテリエたちだ。

今年4月にオープンしたメインダイニング「エンバ・キョウト・チョップハウス」のシェフを務めるのは、アルゼンチン出身のセバスチャン・バルクデス氏。肉の塊を炭や薪で焼き上げる伝統料理、アサードの本場で生まれ育ったバルクデス氏は、中南米、アジア、中東のレストランやホテルを舞台にキャリアを重ねてきた。

(写真)シェフのセバスチャン・バルクデス氏。イタリアの肉職人、ダリオ・チェッキーニ氏が手掛けるステーキハウス「SLS バハマール」の料理長を経て現職。

新天地・京都では、鹿児島県産黒毛和牛や熊本県産あか牛など日本が誇るブランド牛、アメリカ産プライムサーロインなどをキッチンのセラーで食べごろに熟成してから炭火焼に。新鮮な魚介を贅沢に盛り合わせたシーフードプラッター、カリフラワーを塊で炭火焼にしてミントヨーグルト胡麻ソースを添えた一皿など、日本の食材にこれまでの経験を掛け合わせたメニューで楽しませる。

サービスを率いるシチリア出身ダレッサンドロ・ジョバンニ氏も、世界8カ国で料理人、エグゼクティブシェフを経て料飲部ディレクターの道を進むキャリアの持ち主。古都にありながら外国のホテルにいるような高揚感に包まれる食体験だ。

(写真)総支配人のファニー・ギブレ氏。両親ともにホテリエという環境で世界各地のリゾート地で育つ。兄弟もホテリエの道を進む生粋のホスピタリティー一家。

◎エンバ ・ キョウト ・ チョップハウス(フォーシーズンズホテル京都)
京都市東山区妙法院前側町445-3  フォーシーズンズホテル京都1階
☎075-541-8288
11:30~14:30 / 17:30~21:00LO
公式サイト

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