ライスペーパーで簡単ピザ!
ベトナムの屋台スナック「バン・チャン・ヌン」
アウトドアレシピ04
2022.04.28

photographs by Ryu Maeda
連載:アウトドアレシピ
アウトドアの新メニューに加えたい、外でも作りやすく、家でもリピートしたくなる味を人気店に習います。今回は、ライスペーパーで作る、ベトナムの名物屋台スナックのレシピを紹介します。炭火でも、フライパンでも調理OK。コンビニで買える材料でアレンジできる手軽さも魅力です。
教えてくれたシェフ
千葉・松戸「ベトナム料理オーセンティック」森泉麻美子さん

店主・中塚雅之さんと森泉麻美子さん。森泉さんは、ライター・料理人・ベトナム料理研究家。大学時代にベトナム料理に興味を持つ。出版社を経てフリーのライター兼編集者に。料理人の夫、中塚さんが六本木「べトナミーズシクロ」料理長になり、ベトナムに通うように。2007年「オーセンティック」を開店。共著に『絶対食べたいベトナムごはん』(産業編集センター刊)がある。現在、浅草店と松戸店で不定期営業中。詳細は問い合わせを。
所要時間2分の超クイックメニュー
ベトナムの高原避暑地・ダラットの名物であり、近頃はホーチミン市でも大人気の屋台スナック、「バン・チャン・ヌン」。ライスペーパーにお好みの具をのせてさっと炙った「ベトナム版ピザ」だ。
「ベトナムではライスペーパーのアレンジレシピが豊富です。これもその1つ」と森泉麻美子さん。のせる具はあるものでOK。ただし、乾燥したペーパーをしっとり広げる役割もあるので、落とし卵はマスト。クリームチーズがなければバター少量を落としても美味だろう。
魚肉ソーセージは肉そぼろなどでもいいが、ソーセージのあの懐かしいような味わいが案外キモだったりする。色々食べ比べても面白い。所要時間2分の超クイックメニュー。いつものBBQのプラス1品にぜひお勧めしたい。
「バン・チャン・ヌン」材料と作り方
【材料】

ライスペーパー(直径20cm)・・・1枚
青ネギ(小口切り)・・・1/3束分
卵・・・1個
魚肉ソーセージ(斜め薄切り)・・・1/2本
干しエビ・・・大さじ1
クリームチーズ・・・1~2個
フライドオニオン・・・2つかみ
マヨネーズ・・・小さじ1~2
チリソース・・・大さじ1
[作り方]
[1]先に青ネギをのせる

ライスペーパーに青ネギをのせる(炭火はあっという間に火が入るので、先にネギをのせてから網へ)。
[2]網にのせ、卵を割り入れる
![網にのせ、素早く卵を割り入れる。卵をスプーンの背で軽く潰しながら全体に広げる。こぼれ出ないよう注意。 [3]残りの具材をのせる](https://r-tsushin.com/wp-content/uploads/2022/04/outdoor_recipe_04_moriizumi_mamiko_05.jpg)
網にのせ、素早く卵を割り入れる。卵をスプーンの背で軽く潰しながら全体に広げる。こぼれ出ないよう注意。
[3]残りの具材をのせる
![魚肉ソーセージを散らす。クリームチーズをちぎってのせてスプーンで広げ、残りの材料をのせる。 [4]全体を香ばしく焼く](https://r-tsushin.com/wp-content/uploads/2022/04/outdoor_recipe_04_moriizumi_mamiko_06.jpg)
魚肉ソーセージを散らす。クリームチーズをちぎってのせてスプーンで広げ、残りの材料をのせる。
[4]全体を香ばしく焼く

写真のように、ペーパーの端がパリッと色づいたら完成。網から下ろし、筒状に巻いて食べる。

1枚丸ごと、くるりと巻いて豪快にかじりつこう。
【フライパンで作る場合】
[1] チリソースを塗る
![中火のフライパンにライスペーパーをのせる。熱で浮き上がってくる前に素早くチリソースを塗る。 [2]残りの具材をのせる](https://r-tsushin.com/wp-content/uploads/2022/04/outdoor_recipe_04_moriizumi_mamiko_09.jpg)
中火のフライパンにライスペーパーをのせる。熱で浮き上がってくる前に素早くチリソースを塗る。
[2]残りの具材をのせる

スプーンの背でチリソースを全体に伸ばして平らに戻し、後は炭火の手順2と同様に、残りの材料をのせる。
炭火でも、フライパンでも。
本場では屋台の定番スナック。炭火でさっと炙って作るが、フライパンでおいしく作ることも可能だ。


◎ベトナム料理オーセンティック松戸店
千葉県松戸市松戸新田24
京葉流通センター3-2
☎090-4013-8519
※不定期営業につき、問い合わせを。
各線松戸駅よりバス野菊野団地駅下車すぐ
https://authentique.at.webry.info/
(雑誌『料理通信』2020年11月・12月合併号掲載)
掲載号はこちら
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