「技術・文化を伝承する」
レストラン・リューズ 飯塚隆太 Ryuta Iizuka
2015.05.25
-
店名
レストラン・リューズ/restaurant ryuzu
2011.2.1 open レストラン・リューズのページを見る
1968年11月20日生 / 新潟県出身 / A型
専門学校卒業後、「第一ホテル東京ベイ」「ホテル ザ マンハッタン」などを経て、94年「タイユバン・ロブション」へ。97年渡仏し、ロワンヌ「トロワグロ」、アルボワ「ジャン・ポール・ジュネ」他で1年10カ月修業の後、帰国。「タイユバン・ロブション カフェフランセ」スーシェフ(2年半)、料理学校講師の後、04年「ターブル ドゥ ジョエル・ロブション」シェフ、05年9月「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」シェフに就任。11年2月、独立。
FAVORITE
音楽 : ミスターチルドレン、ハードロック、ヘヴィメタル
本 : 料理書、辻静雄
映画 : アクション系
-
天然あわびのロースト 100%あわびのエッセンスソースで
10500円
蒸したアワビは提供前にココットで温め、ニンニクとバターで香りづけ。アワビを蒸した時に出た汁を煮詰めて、漉した肝、グリーンペッパー、グリーンマスタードと共にソースにした。タケノコや白アスパラガスなど春の香りを添えて。
-
徳島産肉厚椎茸をタルト仕立てに ラルドの薄いベールで覆って
8400円のコースの一品
みじん切りにしたマッシュルーム、エシャロット、ベーコン、干しシイタケやその戻し汁を加えて炒め、パイ生地に薄く広げる。両面を焼いた厚切りのシイタケを並べ、ラルドをのせて軽く温めて供する。様々な旨味が、複雑に絡み合う一皿。
必要とされるためのキーワード
自由でも上質さは譲らない。
自由でも上質さは譲らない。
- 店を始めるにあたり、「きちんと仕上げた上質のものを出したい」と方向を決めた。料理は正統派、でも雰囲気は気楽に。目指すは「居心地のいいレストラン」だ。
夜はコースとアラカルト、ランチにはプリフィクスも加えた。「選ぶ楽しさってあるでしょう」。コース1本だけの店は自由度がなさ過ぎる。
「客が使い勝手がいい店」は飯塚さんの店作りの必須条件だ。常連の中には、おまかせで、という客も多い。今、飯塚隆太さんが求めているのは、いじり過ぎない素材感のある料理。それが客のニーズとリンクする。客のわがままに臨機応変に応えられるのは、グランメゾンで培った力量あればこそ。注文が錯綜しても、スピーディに提供できるよう、厨房にプランシャを設けた。さっと焼いただけの料理でも、スパイス使いや組合せで、エレガントなフランス料理に仕立てていく。
飯塚さんの根底には、ロブションでの学びがある。それを踏まえて今、「リューズ」スタイルが着々と確立されているところだ。
text by Michiko Watanabe / photographs by Hiroaki Ishii
レストラン・リューズ 東京都/六本木 レストラン・リューズのページを見る
住所 | 東京都港区六本木4-2-35 B1F |
---|---|
電話番号 | 03-5770-4236 |
営業時間 | 12:00〜14:00 LO 18:00〜21:30 LO |
定休日 | 月曜休、日曜不定休 |
カード | 可 |
座席 | 全35席(うちカウンター5席、個室10席まで) |
タバコ | 禁煙 |
アクセス | 東京メトロ、都営線六本木駅より徒歩3分 |
URL | http://restaurant-ryuzu.com |
備考 | 昼3600円、5800円 夜8000円、13000円、19000円~、アラカルトあり (税込・サ別) 【WINE】 グラス 白赤各3種 1200円~ 、ボトル 6000円~ |
- 「2010年11月イタリアの根っこを掴んだ若手シェフ」 掲載
- 「2012年05月100人のシェフが考える「必要とされる店」になるために」 掲載
- バックナンバーはこちら