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RECIPE

鍋のまま豪快に食べたい!濃厚「“自分で”カルボナーラ風」

【アウトドアレシピ】「永福食堂」松本晋亮さん

2025.05.12

鍋のまま豪快に食べたい!濃厚「“自分で”カルボナーラ風」

photographs by Kouichi Takizawa

連載:アウトドアレシピ

アウトドアの新メニューに加えたい、外でも作りやすく、家でもリピートしたくなる味をプロに習います。今回は、旨味を吸わせたパスタとチーズや卵を混ぜながら食べる「“自分で”カルボナーラ風」です。アウトドアならではの豪快さで、鍋のまま熱々をどうぞ。

目次






教えてくれた人:東京・永福町「永福食堂」松本晋亮さん

「永福食堂」松本晋亮さん

2017年にオープン。自らセレクトした音楽と自然派ワイン、旬の食材を使ったイタリア料理をカジュアルに楽しめる。2025年6月頃、方南町にワインバー「2ばんめ」をオープン予定。


濃厚な旨味をパスタに吸わせる

巷でのアウトドアへの白熱ぶりは、料理人たちも例外ではない。永福町のイタリアン「永福食堂」の松本晋亮さんは、山系のイベントやフェスに出店することもあり、コンパクトにまとめられるクッカーを愛用している。

「“自分で”カルボナーラ風」は、「カルボナーラのレシピをアウトドア仕様にアレンジして、ほんの少しのニンニクと白ワインでコクをプラスしました」。パンチェッタの脂で炒めたパスタにたっぷりのチーズと卵黄をかけ、自分で混ぜて仕上げる。混ぜた瞬間すべてが濃厚なコクとともに一体化する。鍋のまま熱々を豪快に食べたい。

愛用のアウトドア・ギア

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MSR(現在廃番品)

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とにかく軽量でコンパクト! サイズも2種類あり、蓋も付いているのでこれ1つで、最低限何でも作れます。取り外し可能な取っ手が付いていて、使わない時や収納時は外せるもの利点。ずっと使っているギアのひとつです。


「“自分で”カルボナーラ風」材料と作り方

[材料](1人分)
リガトーニ・・・100g
塩・・・適量
パンチェッタ・・・45g
ニンニク(みじん切り)・・・極少量
白ワイン・・・適量
パルミジャーノ・レッジャーノ・・・たっぷり
黒コショウ・・・適量
卵黄・・・1個分

[作り方]
[1]パスタを茹でる

[1]パスタを茹でる

鍋に湯を沸かし約1%の塩を入れ、パスタを表示時間通り茹でる。

[2]パンチェッタを炒める

[2]パンチェッタを炒める

クッカーに1㎝幅に切ったパンチェッタを入れて中火にかけ、香りが出て焼き色がつくまで炒める。【POINT】パンチェッタの脂はだし代わりに。

[3]ニンニクと白ワインを加える

[3]ニンニクと白ワインを加える

火を止めクッカーの温度を下げる。ニンニクを加えて香りが立つまで完全に火を通した後、白ワインを加えアルコール分を飛ばす。【POINT】クッカーの温度を下げないとニンニクが丸焦げに。

[4]パスタと茹で汁を加える

[4]パスタと茹で汁を加える

のパスタと茹で汁約50mlを加える(塩味が強ければ真水で調整する)。


[5]乳化させる

[5]乳化させる

何度か煽って手早く乳化させながら炒める。パンチェッタから出た脂を水分調整しながらソースにするイメージで。

[6]窪みをつくる

[6]窪みをつくる

火から下ろし、中央に窪みを作る。

[7]チーズと黒コショウをかける

[7]チーズと黒コショウをかける

上からチーズと黒コショウをたっぷりかける。

[8]卵黄を落とす

[8]卵黄を落とす

の窪みに卵黄を落とす。食べる際に全体を混ぜ、カルボナーラのように仕上げて食べる。

“自分で”カルボナーラ風 出来上がり

東京・永福町「永福食堂」の店舗情報


永福食堂
東京都杉並区和泉3-33-20
☎03-6317-7329
17:00~23:00過ぎ
月曜、火曜休
京王井の頭線永福町駅より徒歩5分
Instagram:@eifukushokudo

(雑誌『料理通信』2019年12月号掲載/本文はウェブサイト用に一部調整しています)

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