早くも食の新名所に?シドニーのフィッシュマーケットが移転リニューアル
Australia [Sydney]
2026.02.12
text by Akiko Ganivet / photographs by Tom Roe
新シドニー・フィッシュマーケットは、“帆とウロコ”が重なった美しい外観が印象的。後方にシドニー中心部が見える。
2026年1月、南半球最大級のシドニー・フィッシュマーケットが、5年の工事期間を経て隣接地に移転リニューアルオープンした。時代遅れした雰囲気から一転、“帆とウロコ”をモチーフにした美しい外観が印象的だ。環境に配慮した設計で、屋根には約400枚のソーラーパネルを設置し、夜にはライトアップ。廃棄物削減にも積極的に取り組んでいる。
シドニーのフィッシュマーケットは卸売魚市場として、国内外から年間約1万2千トンの取引量で、取扱品種数では世界第3位。年間およそ500種類の魚介類が取引されており、南半球では他に類を見ない規模だ。改築後の魚市場では、競りが見学できる早朝ガイドツアーがあるが、競り場がガラス張りになっているので、別フロアから競りの様子を見ることもできる。
小売店も約42店舗へと拡大。観光客が楽しめるダイニングエリアは、「ピーターズ・シーフード」などの老舗の魚介小売店や複数のSUSHIバーの他、シドニーで注目のジェラート店、飲茶や洗練されたマレーシア料理店のチェーンなど、厳選されたラインアップが揃う。以前から団体予約で人気だった料理教室は、すでに2026年前半の予約が満席だという。
新市場は、従来の約2倍となる年間約600万人の来場者を見込んでおり、単なる観光地を超えた食のデスティネーションへと進化を遂げている。
◎Sydney Fish Market
Design by 3XN/GXN, in association with BVN and Aspect Studios.
https://www.sydneyfishmarket.com.au/