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JOURNAL / 世界の食トレンド

Singapore [Singapore]

ビール醸造の副産物でクリエイティブな一皿を

2019.03.14

  • 「シンガポールといえばタイガービール」は昔の話、ここ数年、シンガポールでも注目が集まるクラフトビール。狭い国土と高い地価にも関わらず、メイド・イン・シンガポールのクラフトビールも次々に生まれている。

    その先駆けの一つが、2010年にできたレストラン併設のビール醸造所、「レベルサーティースリー」。名前通り、オフィス街のビルの33階にある。2018年5月にヘッドシェフとして就任したシェフ、アーチャン・チャンが作るのは、ブルワリーならではの豊富な種類の麦芽やクラフトビール原料を使った料理の数々。

    例えば、スズキの仲間、シーバスを焼いて麦芽で作ったリゾットにのせたり、ビールと醤油に漬け込んだ昆布で昆布締めにした刺身に、醸造工程を経て残った固形物“ビール粕"で作った「食べられる砂」をあしらう。もちろんビールとの相性は抜群。

    「ビール粕をフレッシュな状態で使えるのは醸造所併設のメリット。今後はぬか漬けの手法を応用した、ビール粕を使った発酵食品も考えたい」と意気込んでいる。

    (『料理通信』2019年2月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ LeVeL33
    8 Marina Boulevard, #33-01 Marina Bay Financial Centre Tower 1,Singapore 018981
    ☎+65-6834-3133
    11:30~24:00 (金曜、土曜~翌2:00 、日曜12:00~)
    https://level33.com.sg/

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