Australia [Sydney]
ふわふわ、もちもち! オージーはSHOKUPAN(食パン)に夢中
2021.08.23
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text by Akiko Ganivet
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コロナ禍のロックダウン中、料理に凝るオージーが増えたが、サワードウパン作りにハマった人も少なくない。パン好きの次のターゲットは「SHOKUPAN(食パン)」だ。日本に行ったことがあるオージーなら誰もが感動する、“ふわふわ、もちもち”の日本の食パン――あの食感を再現したいと、「SHOKUPAN」や「Japanese Milk Bread」のレシピを新聞やウェブで見かけるようになった。
2021年4月、「紀伊國屋書店シドニー店」内にオープンしたケーキショップ「ダルセット・カフェ(DULCET CAFE)」では、「SHOKUPAN」(12.80豪州ドル)が連日完売している。
「ロックダウン中に4カ月かけてレシピを練った」と語るパティシエのビビエン・リーさん。粉は世界各地の製粉メーカーを試した結果、日清製粉の小麦粉が一番しっくりくることに行きつき、牛乳とバターを多めに使って、日本の高級生食パンのような食感を実現した。
現在はオリジナル(プレーン)に加えて、抹茶、チョコレートなど3種類の「SHOKUPAN」を販売中。生地の質感や食感の再現など、食パン作りの技術に注目が集まる中、「ちょっと違った味の食パンを食べてみたい」という客の需要に答えた。アジア料理の人気も、豪州のパンとケーキのトレンドに大きく影響しているそうだ。
(写真)柔らかく子供も食べやすい「SHOKUPAN」。一番人気の「オリジナル」は、オーストラリアのホワイトブレッド(食パン)と違って甘めなので、そのままでもおいしい。「抹茶」「チョコレート」(各14.80豪州ドル)も午後には売り切れる。
◎DULCET CAFE
The Galeries Level 2/ 500 George St, NSW 2000
☎+61-(0)2-8084-4456
11:30~22:00
無休
https://dulcetcakessweets.com.au/
1豪州ドル=83.5円(2021年7月時点)