Australia [Sydney]
スリランカ料理に熱い視線
2018.12.12
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少し前まで、オーストラリア人に人気の旅行先といえばバリ。その熱も今は冷めつつあり、目下注目されているのはスリランカだ。
夏の旅行シーズンを間近に控えた7月、シドニー中心部近くにオープンしたのが、「ランカンフィリングステーション」。イタリアンなど数々の有名店で経験を積んだオタマキャリー氏が、スリランカ人の母から学んだ料理を提供する。店はモダンでシンプルな造りで、客自身がオーダー表に鉛筆で注文を書き込むというカジュアルなスタイル。スリランカのストリートフードであるココナッツミルク入り米粉生地を、2日間発酵させて作るクレープのような「ホッパー」が主役だ。
周りがカリッとしたホッパーを手でちぎり、カレーにディップして食べる。4種類のサンボル(ココナッツベースのふりかけ)を付けて辛味や酸味、甘味を調整する。ホッパーの中心部は軽く酸味があるモチッとした食感で、味の変化が楽しめる。辛い料理に合うフルーティなワインのセレクトも見事だ。
(『料理通信』2018年11月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Lankan Filling Station
Ground Floor, 58 Riley Street, East Sydney 2010
☎+61-2-8542-9936
12:00~ 22:00 (土曜10:00~、日曜10:00~16:00)
月曜休
ホッパー 4 豪州ドル~
www.lankanfillingstation.com.autext & photograph by Akiko Mori Ganivet
JOURNAL / 世界の食トレンド
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