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JOURNAL / 世界の食トレンド

Australia [Sydney]

菜食主義人気で注目を集める“植物性肉屋”

2017.06.12


  • 「菜食主義の人気はインターネットとソーシャルメディアのおかげ」と語るのは、“ベジタリアン肉屋”の主宰者スージー・スプーン。「スージー・スプーンズ・ベジタリアン・ブッチャー」は、100%植物性の食材でソーセージやベーコンに味や形を似せた“肉”を、ネットやマルシェで販売している。

    ここ数年、卵や乳製品を含めた動物性食品を一切摂らないヴィーガンが豪州で増えているのは、食材やレシピ、健康法などがネットに溢れているからだとスージー。また動物保護や社会正義に関心を持つ若者たちも、試してみようと考えるらしい。

    一番の売れ筋は、粥状にしたトウモロコシ粉(ポレンタ)で作った「ソーセージ」。無理に肉の味に似せようとせず、サンドライトマトとバジルで味に深みを出すなどおいしさを重視。麦のタンパク質と味噌で鶏肉を模した「シュニッツェル」も、自然な味わいと食感が好評だ。「ヴィーガニズム協会」のバス広告も見かけるなどヴィーガンへの関心が高まるシドニー。今後の動向に注目したい。

    (『料理通信』2017年5月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ Suzy Spoon’s Vegetarian Butcher
    https://www.ssvb.com.au/
    https://www.facebook.com/SuzySpoonsVegetarianButcher/
    ソーセージ各種 12豪州ドル/370g、
    シュニッツェル 14豪州ドル/300g

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