China [Hong Kong]
アジアのベストぺストリーシェフ、夏からロシアへ
2018.11.15
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「アジアのベストレストラン」2018年版のベストペストリーシェフは、「フォーシーズンズホテル香港」のニコラス・ランバート氏に贈られた。
フランス北部エピナルの出身で、現在30歳。セバスチャン・ブイエ氏(リヨン)、クリストフ・ミシャラク氏(パリ)、ジェローム・ドゥ・オリヴェラ氏(カンヌ)の下を経て、2015年に香港へ。当初は地元の嗜好や近隣諸国の食材について、香港人スタッフから教わることに徹したが、次第に香港人が好む甘味や酸味は控えめに、しっとりした食感を重視し、氏の好物であるベリー類を多用したクリエイションで高く評価されるようになった。SNSも積極的に活用し、国内外のパティシエ仲間との情報共有を怠らない。
2018年夏から「フォーシーズンズホテル・サンクトペテルブルグ」のエグゼクティブ・ペストリーシェフに就任。ホテル内に飾るダイナミックな菓子製作にも取り組んでいるという。エルミタージュ美術館からほど近い同ホテル。文化やアートの中心地での新たな活躍に期待したい。
(『料理通信』2018年10月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Four Seasons Hotel Hong Kong
8 Finance Street, Central, Hong Kong
☎+852-3196-8200
www.fourseasons.com/hongkong/text by Rie Suzuki
JOURNAL / 世界の食トレンド
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