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JOURNAL / 世界の食トレンド

China [Hong Kong]

キーワードは“伝統回帰”と“郷土料理”

2019.02.06

  • アジア最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」が開かれるなど、近年、最先端のアートを擁し、世界中のコレクターに注目され盛り上がりを見せている香港。パブリックアートの複合施設やミュージアムも続々と設営されている。

    香港セントラルに昨夏オープンした「大館」は、170年の歴史を持つ歴史的建物の旧警察本部跡地を、アートのハブとしてリノベーションした施設。ここではアートと様々なカルチャーを融合させ発信する。中でも2018年のベストレストランとして高評価の「オールド・ベイリー」は、明朝時代の裕福な邸宅をイメージしたインテリアと、豊かな美食の歴史を持つ江南料理をコンセプトにした店。

    江南地方は肉や魚を摂らない“素食文化”が発展した地であり、メニューの80%以上はベジタリアンだ。またアフタヌーンティーには種類豊富な中国茶を提供する。若い世代の香港人が、伝統的な中国郷土料理に興味を持ち始める中、同店の料理は健康を重視する現代人の嗜好にも合致したようだ。

    (『料理通信』2019年1月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ Old Bailey
    2/F, JC Contemporary, Tai Kwun, Old Bailey Street, Central, Hong Kong
    ☎+ 852-2877-8711
    レストラン 12:00 ~ 15:00、18:00 ~ 23:00
    ラウンジ 12:00~23:00
    無休
    予算 夜800香港ドル
    www.oldbailey.hk

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