China [Hong Kong]
最新香港美食のテーマは“食とアートの融合”
2019.05.13
-
近年、ファインアートのハブとしての魅力を上げる香港。3月後半にはアートフェア「アートバーゼル香港」「アートセントラル香港」が開催され、欧米や中国本土の人気アートギャラリーも続々とオープンしている。
旧市街セントラルに2018年4月オープンした「H クイーンズ」は、8つのメガギャラリーをはじめ、コンテンポラリーダイニングを揃えて話題の的だ。その一つ「アーボー」のコンセプトは、料理人と詩人のカップルが住む森の中の家で、友人や旅行者をもてなす心温まるテーブル。店内に置かれたアースカラーやナチュラルなシェイプが印象的なオブジェやライティングは、オーナーが収集する高価なアンティークやモダンアートだ。
料理は『ミシュラン香港・マカオ2019』で開店早々、一ツ星を獲得し話題をさらった若手実力シェフ、ノルウェー出身のエリック・ラティ氏の作るノルディック料理。土や石の温もりを伝える食器と軽やかに調和している。香港では食とアートの融合が潮流であり、近年の大切なキーワードになっている。
(『料理通信』2019年4月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Arbor
25/F, H Queen's, 80 Queen's Road Central, Central, Hong Kong
☎+852-3185-8388
12:00~14:00LO、18:30~22:30LO
日曜休
ディナー6皿 1488香港ドル~
http://arbor-hk.comtext by Rie Suzuki
JOURNAL / 世界の食トレンド
JOURNAL / 世界の食トレンド