HOME 〉

JOURNAL / JAPAN

日本 [埼玉]

地域にちなんだ新品種開発に尽力

在来種を守ることと新品種への挑戦が未来をつくる

2016.06.25

埼玉の箱入り娘
「彩玉(さいぎょく)」(日本ナシ)

県農林総合研究センター園芸研究所(現農業技術研究センター 久喜試験場)が開発した埼玉県独自の品種です。

「新高」に「豊水」を交配し、その実生の中から選抜、平成17年2月7日に品種登録されました。

生産は埼玉県内に限定された、埼玉生まれの埼玉育ち。名前の通り、根っから埼玉の箱入り娘と言うわけです。

みずみずしく、シャリッとした歯応えで糖度は高く、あっさりとした甘さが特徴です。


秩父でひときわ輝くブドウ
「ちちぶ山ルビー」(ブドウ)

ロシアとアメリカの原産種を配合し、当初は、山梨県で作出された新品種「ちちぶ山ルビー」。しかし、栽培継続が大変難しく、商品化に成功したのは埼玉県秩父市の2軒の農家のみでした。

その特徴は、何といっても、楕円形で透き通るようなルビー色。名前の由来もその姿からきています。

酸味がほとんどない濃厚な甘さで、種なしなので皮ごと食べられます。

秩父のブドウ園でのみ販売しているため、旬の8月下旬には、ぜひ秩父を訪れてみてください。収穫期には、ちちぶ山ルビー栽培園のマップも出回るそうですよ。

料理通信メールマガジン(無料)に登録しませんか?

食のプロや愛好家が求める国内外の食の世界の動き、プロの名作レシピ、スペシャルなイベント情報などをお届けします。