HOME 〉

JOURNAL / JAPAN

日本 [栃木]

世界を見据える生産者たち

在来種を守ることと新品種への挑戦が未来をつくる

2016.06.25

ワンランク上のプレミアムイチゴ 
「スカイベリー」(イチゴ)

栃木県農業試験場いちご研究所が開発した品種です。10万株を超える株の中から有力種を選び出し、なんと17年の歳月をかけて開発しました。

大粒で円錐形の美しい形、酸味が少なく、際立つ甘さが魅力です。生産者いわく、「目指すは、ナイフとフォークでいただくプレミアムなイチゴ」。

同県産の「とちおとめ」との違いは、上品なジューシーさと香り、そして、大粒ならではの食べ応えです。将来は、「日本を飛び越して世界でもプレミアムに」と、生産者はもちろん、県をあげて期待を寄せています。


一口かじって思わずにっこり
「にっこり」(ナシ)

名前の由来は、国際観光地の「日光」と、梨を中国語で「リー」と呼ぶことから。果実は大きく、重さはなんと、1㎏にも及びます。中には1.3㎏を超えるものもあるそうです。

大きい果実は、大味? そんなことはありません。果肉は柔らかく、高い糖度で、ジューシーな味わい。一口かじれば、フレッシュな果汁が口いっぱいに広がります。収穫時期は10月中旬から11月中くらいまでですが、貯蔵性が良いため、涼しいところで約2カ月間保存できます。

料理通信メールマガジン(無料)に登録しませんか?

食のプロや愛好家が求める国内外の食の世界の動き、プロの名作レシピ、スペシャルなイベント情報などをお届けします。