歴史によって引かれた境界線にまたがるブドウ畑 ブドウ畑、野原、雑木林なんかに囲まれてぽっかり開けた空き地に古の巨大な石で作ったテーブルが3つ。セルジョ・ステヴァナート(Sergio Stevanato...
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2018.06.25
戦後を額に汗して生きた二人のラブストーリー 今回の舞台はラツィオ州ラティーナ(Latina)県にあるコーリ(Cori)村。 主人公はナッザレーノ(Nazzareno)、通称ネーノとその妻マッダレーナ(...
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2018.05.31
夢を実現させるのに不可欠な「合理性」「活力」「真心」をもつ男 ウンベルト・シニョリーニ、76歳。彼はミラノで企業家として不動の地位を獲得していた。 既に60年代には企業運営コンサルティングの分野で、特...
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2018.04.26
剛毛の黒毛に垂れ下がった大きな耳、半放牧で育つ土着品種 カラブリアの諺にこういうのがある。 『結婚する者は、せめてその日一日の喜びは得られる。豚を畜殺すれば、その人は一年間の喜びを得られる。(Cu s...
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2018.03.26
人口5千人の村の小さな薄焼きパンが、日本にやってくるまで モデナとボローニャの2都市の中間、モデナ郊外を貫くアペニン山脈も海抜800メートルまで上れば白樺や栗の木の森に迎えられ、人も動物も幸福感は高ま...
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2018.02.26
ワインを造りながら文化をつくる男 稀なことだが、リグーリアのヴィニャイヨーロ(ワイン生産者)、ヴァルター・デ・バッテ(Walter De Battè)には、食の祭典ゴロザリアの「トップ・ハンドレッド賞...
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2018.01.29
2017年を少し振り返ってみると、心を動かされた事が無数に思い浮かぶ。 昨日はヴェローナから帰宅途中、友達のある生産者がイタリア中央南部までの長旅をした帰りだと言って電話してきた。今日のイタリアでは食...
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2017.12.28
伝説の錬金術師の末裔が作る ハーブのリキュール 「幼い頃は、祖父に連れられて作業場に行くのが好きでした。整然と並べられたガラス瓶や、古びた木製の棚は様々な香りが溢れて神秘に満ち、きっと魔法の素が入って...
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2017.12.21
心のエンペラーと共に大地を放牧する チーズ作りの名手 「フェデリーコは、あそこで亡くなった。あそこにあった城でね。今じゃ城址だけが残り、僕がヤギを放牧している。ドイツ皇帝を父に、ノルマンの王女を母に持...
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2017.11.30
新しい時代の到来に、湖を見渡す丘で 生ハムの可能性に賭けた夫妻 イタリアのエノガストロノミーは、直感とそれを実行する能力、それに地域の自然条件が上手くミックスされた時に生み出されるものだ。 それを語る...
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2017.10.30
世界で最も豊かな土着品種をもつ国の 再発見されたブドウの物語 イタリアではここ数日、ブドウの収穫ヴェンデミアの話題が自ず人々の口に上らずにはいられない。 夏の猛暑で収量が軒並減少しているからだ。 少な...
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2017.09.28
農業に加工技術を組み合わせ、品質ともにイタリアNo.1の産地を目指す イタリアでヘーゼルナッツを生産する主な州を挙げれば、ピエモンテ、ラツィオ、カンパーニアそしてシチリアの4州だが、ラツィオ州ヴィテル...
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2017.08.30