羊飼いの必需品、軽くて保存が効く薄焼きパン サルデーニャの特産物の中で最も知られ、地元の人から愛されているものの一つは、疑いもなくパーネ・カラザウだろう。 まさにサルデーニャ島の味のベース! 硬質小麦...
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2017.07.27
モンタルチーノ村で 孤高の存在であり続ける80歳の巨匠 トスカーナの、いや、イタリアのシンボル的ワイン、レジェンダリーとも言うべき「ブルネッロ」を生み出す村、モンタルチーノを目指し、僕はこれまで幾度と...
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2017.06.29
パオラとフランチェスコの煌めく発想 ダンテが『神曲』に描いた男女とは名前が入れ替わっているだけだから、まさしく一冊の物語が二人のガレオット(*訳注1)。 だが、ダンテの描いたパオロとフランチェスカが別...
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2017.05.30
文化の交差点で生まれたスモークハム イタリア人なら加熱したスモークハムを「プラハのプロシュット(Prosciutto di Praga)」と呼ぶ。 ところがプラハでこのハムを注文しても、一体それはどん...
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2017.04.27
今回は、あまり知られていないこの話を皆さんにしてみたい。 イタリア中部で、冗談半分に試したことから自分たちの住む町の伝統を再発見し、そしてその可能性を信じた仲間3人の話だ。 僕は「Denominazi...
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2017.03.28
頭からなのか、それとも土からか? ワインはどっちから先に生まれてくる? 答えを出すのはそう簡単じゃないのだよ。 「ヴィーノソフィア」なんて観念を生み出す者さえ現れたくらいなのだから。 フランコ・デウザ...
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2017.02.28
「退屈」な「置き去り」にされた楽園 まるで親の腕に抱かれたように内陸にほとんどが凝縮されつつも、その海岸を白い波に愛撫させるこの大地に、僕は35年前から何度か訪れてきた。 そして最も心に残る旅は、5年...
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2017.01.30
僕のチャンピオン級トッローネ マルケ州カメリーノ村でパオロ・アッティーリが作るトッローネを初めて口にして驚いたのは、今から28年も前のことだ。 僕にとってトッローネと言えば何といってもピエモンテ産で、...
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2016.12.22
世界に名を馳せる生ハム王の夢 ガラス張りの広い食堂に架かった一枚の絵画。 ポレズィネ・パルメンセ村(Polesine Parmense)のレストラン「アンティーカ・コルテ・パッラヴィチーナ(Antic...
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2016.11.01
忘れ去られていた果実を、瓶詰めにして未来に残す ロゼッラ・フリーゴ(Rosella Frigo通称ローズィー)は、笑顔の時も、瞳は前をしっかりみつめている女性だ。 アズィアーゴ高原にあるロアーナ村に生...
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2016.09.26
極上の干しイチジクを求め、 イタリア半島のつま先へ コゼンツァ(Cosenza)産ドッタート種のイチジク(ヨーロッパでは保護原産地呼称DOPに認定されている)について知識を深めたければ、クラーティ(C...
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2016.08.30
夏草が香る山のチーズ トレンティーノの高原にある村、ブレントニコ(Brentonico)に住むオラツィオ・スケルフィという男の話をしよう。 彼とは、彼がバルド山(Monte Baldo)で作るチーズを...
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2016.07.25