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JOURNAL / 世界の食トレンド

ヘルシーで本格志向。タイで人気のパッタイ専門店「バーン・パッタイ」がパリに上陸!

France [Paris]

2024.10.15

ヘルシーで本格志向。タイで人気のパッタイ専門店「バーン・パッタイ」がパリに上陸!

text by Sakurako Uozumi
(写真)モチっとした平打ち麺にほんのり甘酸っぱいソースが絡むパッタイ。食材の風味と食感が存分に引き出されている。「パッタイ・ビーフ」(19.90ユーロ)。

2024年7月、2区のエチエンヌ・マルセル地区に誕生した「バーン・パッタイ (Baan Pad thaï)」はタイで人気のパッタイ専門店だ。2011年、フランス人の実業家フレデリック・マイヤーによってタイで創業以来、現地の人々から愛される店として着実に人気を得てきた。2018年に発行された『ミシュラン・バンコク』では6年連続でビブ・グルマンを獲得。今ではアジアで13店舗を展開している。

初の欧米進出となるパリ店では、タイ直輸入の調味料や食材と、現地フランスの生鮮食材を合わせて作る。うま味調味料は一切使用しない。メニューの監修はタイ料理界を牽引する、イアン・キティチャイ(Ian Kittichai)だ。

メニューにはパッタイの他に、青いパパイヤのサラダ「ソム・タム」、タイ風唐揚げ「カイ・トート」、豆腐のマッサマンカレー、鶏肉のグリーンカレー、エビのイエローカレーなど、伝統的なタイ料理が並ぶ。どの料理も丁寧に作られていて、量も程よい。
(写真)メニューの監修はタイの人気シェフ、イアン・キティチャイ。人気テレビ番組「アイアンシェフ(タイ版「料理の鉄人」)」で一躍有名になった。本店のコンセプトは「タイの伝統と食文化」を伝えることだ。メニューにはパッタイの他に、青いパパイヤのサラダ「ソム・タム」、タイ風唐揚げ「カイ・トート」、豆腐のマッサマンカレー、鶏肉のグリーンカレー、エビのイエローカレーなど、伝統的なタイ料理が並ぶ。どの料理も丁寧に作られていて、量も程よい。

パッタイはコシが強い最高級の米麺センチャンを用いて、18種類ものスパイスやハーブを合わせたタマリンドソースで炒める。具材はビーフ、チキン、車エビのグリル、蟹の身、鴨のロースト、ベジタリアンの6種類。“甘酸っぱい酸味”の塩梅が絶妙で、食後感が軽いのも魅力だ。パリのパッタイは砂糖を多用したものが多い中で、ヘルシーな本物志向で本場に限りなく近い味とクオリティを保証する。

今秋、新しもの好きなパリっ子の間で話題になること間違いなしだ。

鮮やかなブルーの外観で、インテリアはアンティークの木工品やオブジェが飾られ、レトロでポップ。タイ本場の空気感を表現している。
(写真)鮮やかなブルーの外観で、インテリアはアンティークの木工品やオブジェが飾られ、レトロでポップ。タイ本場の空気感を表現している。「バーン・パッタイ」の快進撃は止まらず、2024年内に日本、オーストラリア、シンガポールへの出店計画が進められている。

Baan Pad thaï Paris
46 rue Montmartre 75002 Paris
https://www.instagram.com/baanphadthai.fr

*1ユーロ=163円(2024年10月時点)

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