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2015年からイスラエル料理が大ブームのベルリン。その背景には、ここ数年のイスラエル人のベルリンへの移住増加がある。現在、市内在住のイスラエル人は約2万人。その数は2015年に比べ2割増だという。
同年は20~30代の若いイスラエル人が次々と店をオープン。コーシャ認定食品(ユダヤ教の戒律に適合する食品)にはこだわらない、気軽に食べられるベジタリアン料理が中心だ。どの店も自家製のヒヨコ豆のムース「フムス」を自慢にしているが、市内で最もおいしいと評判なのが2015年夏にオープンした「カナーン」だ。
他メニューでも人気のフムスをアレンジ。ソースにして季節の野菜のグリルと一緒にピタパンに挟んだり、スパイシーなトマトソースに卵を落として煮込んだ「シャクシューカ」をソースに使ってみたり。フムスに揚げ茄子とゆで卵を添えた「サビーフ」にはマンゴーのソースを添えるなど、家庭の味を少しだけブラッシュアップしているのが成功の秘訣だ。2016年は新たにレストランも開店予定。熱いブームは続きそうだ。
(『料理通信』2016年2月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Kanaan
Kopenhagener Str.16, D-10437 Berlin
www.facebook.com/KanaanRestaurantBerlin
text & photograph by Hideko Kawachi
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