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JOURNAL / 世界の食トレンド

Germany [Berlin]

2022年のフードトレンド、ローカル・エキゾチックとは?

Dec 09, 2021

text & photograph by Hideko Kawachi

2022年のフードトレンドは“ローカル・エキゾチック”だと『フード・リポート』(未来研究所刊)が報じている。ローカル・エキゾチックとは、これまでその土地で作られていなかった作物を作ることで、地産地消と異国の食材を両立させるもの。食品・飲食業界の指標とも言われる未来研究所の『フード・リポート』は、パンデミックによって消費行動を見直す人が増えた結果、フードマイレージが少ない、サステナブルな食材がより求められていることや、その反面、長いロックダウンを経て異国の味への渇望が背景にあると分析している。

例えばドイツでは、主に南米やアジアで栽培されてきたキヌアや米、メロン、アフリカ原産のティラピアの養殖がスタート。隣国オーストリアでもショウガやターメリックの栽培が始まっている。最も人気なのが近年のヴィーガンブームで輸入量が倍増しているヒヨコ豆だ。気候変動の影響もあって乾燥に強い作物への注目が高まっていることも、人気の理由の一つだとか。ドイツ産ヒヨコ豆のフムスやファラフェルが登場する未来は近いかもしれない。

(写真)オーストリア産のヒヨコ豆はすでにスーパーマーケットチェーンに参入している。問題は市場価格が確立されていないことや今後の商品化だが、現在ベルリンではヒヨコ豆を使った豆腐を作ろうと試みているメーカーもあるそうだ。



◎Zukunftsinstitute
未来研究所『フード・リポート』(概略)
https://www.zukunftsinstitut.de/artikel/food/food-trends-hanni-ruetzler/

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