China[HongKong]
元金融マンが造る、香港初のクラフトビールが誕生
2015.12.05
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2013年に香港初のクラフトビール「Young Master Ales」が誕生した。元金融マンのロヒット・デュガー氏は、転勤で往港した際に地元産ビールがないことに驚き、趣味のビール造りから一大奮起。販売を視野に醸造をスタートした。
伝統的かつ複雑さを含む味わいを目指し、樽熟成、サワー、スモーク、酵母無添加など約20種類を醸造。地元の食文化から発想を得、多様な国籍のファンに応えるよう1~2カ月のペースで新作に挑戦する。「The Young Master Classic」は、麦芽とホップのエレガントなバランスのペールエールで、フルーツ&フローラル、柑橘香が特徴。マンダリンオリエンタル香港とのコラボ「Captain's Bar Beer」は、アロマを高めるためチューリップ型のグラスに6~8℃の温度でサーブする。
香港島南の漁港が広がる醸造所では、毎週土曜に見学ツアーを開催。「造るだけでなくビール文化を牽引したい」と毎年香港で開催されるアジア最大のビール祭をリードするなど、今後の活躍に期待が高まる。
(『料理通信』2015年12月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Young Master Ales
Units 407-9, Oceanic Industrial Centre,
2 Lee Lok Street, Ap Lei Chau, Hong Kong
info@youngmasterales.com
www.youngmasterales.com
text by Rie Suzuki
JOURNAL / 世界の食トレンド
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